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韓国発バーガー&チキンブランド「マムズタッチ」、原宿に国内2号店

提供メニューの一部

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 韓国発ハンバーガー&チキンブランド「MOM’S TOUCH(マムズタッチ)」の日本2号店が9月30日、原宿・竹下通りの商業施設「SoLaDo 竹下通り」2階にオープンする。経営はMOM'S TOUCH TOKYO(渋谷1)。

オレンジと黄色を基調にする店内

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 2004年に韓国で誕生した同ブランドは、韓国内のバーガーチェーン店舗数1位となる1450店舗(2025年1月現在)を展開。2021年に本格的な海外進出を始め、日本では2023年にポップアップストアを展開した後、昨年4月に常設1号店(神南1)を渋谷に出店した。同店は開業1年間で累計来店者数約70万人、売上は約5億円を超えたという。

 渋谷店の中心客層が10~20代であることや、集客力・情報発信力などから、2店舗目は原宿に出店。店名は「MOM’S TOUCH ソラド原宿」。店舗面積は約160坪。フードコート跡を活用し、140(オープン時)席ほどを用意する。客層に合わせてコーポレートカラーのオレンジと黄色に「振り切った」色味にし、「Hello!! HARAJUKU」のネオンサインなどを装飾。空中回に位置することから、店頭で音楽を流し、通行客にアピールする。

 ブランド名は「母の温かい手」に由来し、パティの衣付けから揚げまでの工程を店内のキッチンで手作業で行うなど、注文を受けてから調理。看板のバーガーは、鶏もも肉のパティの「サイバーガー」(520円、ケイジャンフライドポテトとドリンクのセットで850円)。チキンバーガーはチーズ(570円)、ハラペーニョ(580円)などのバリエーション、日本限定となる合いびき肉パティのプルコギ(550円)などもラインアップ。

 ヤンニョムやしょうゆニンニクなどの味を用意する骨なしチキン(450円~)、クリスピー生地にチキンをトッピングするピザ「サイピザ」(ピース650円~)、ケイジャンスパイスを使う「ケイジャンポテト」(R250円~)なども用意する。客単価は、渋谷店と同じ1,350円程度を見込む。

 今月27日・28日にプレオープンし、セットなどを300円で提供予定。オープン記念として、ハニーガーリックサイバーガーセット、ヤンニョムチキン2ピース、タンブラーのセット(1,400円)を1000セット限定で販売する。

 1号店から約1年半後の2号店出店となったが、外食業界で約34年働く辻井康晴さんが2月に社長に就任して以降、今後を見据えてローカライズを行ってきたという。「アイデンティティーは残す」ため香辛料などサイバーガーに関わる素材は韓国から輸入しつつ、包材や、小麦粉・油は韓国と同じ味が出せるように国内のメーカーと開発し国内供給を高めた。「デリバリー文化」の韓国と「イートイン文化」の日本という食文化の違いがあることや、消費者のアンケート結果も基に、商品の「温度」を上げられるように設備も変えた。

 準備を整えて出店した2号店。原宿の店舗は、オープン1週間で1万6000人以上が来店した渋谷店の「再現性」を掲げ、客層が近い出店地を選びメニューも同じにした。今後は、韓国では提供しているビーフバーガーや、日本独自でキッズメニューなども検討している。原宿に合わせた「プラスアルファ」の要素「アミューズメント性」として、さまざまなテンプレートに自身の顔を合成できるAI PHOTO(無料)、その合成写真など好きな画像をプリントしてスマートフォンケースが作れる「Pick Me! Case」(3,000円)を設置。待ち時間などに体験できるようにする。

 辻井社長は「味を最も大事にして、唯一無二、中毒性をキーワードに商品展開をしている。来て楽しかったという思い出が作れる店作りもしているので、わくわく感を持って来てもらえたら」とアピールする。

 営業時間は9時30分~21時30分(プレオープンは18時まで)。年内には、下北沢に直営店、茅ヶ崎などにフランチャイズ出店を、それぞれ控えている。

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