
チョコレートのイベント「東京チョコレートサロン2025」が9月27日・28日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階「ヒカリエホール」ホールBで開催される。主催はカカオ専門商社立花商店(大阪市中央区)。
今年で5回目となる同イベントは、カカオやチョコレートが「年間を通じて愛される存在になること」を目指し、毎年秋に開催。昨年は1600人が来場したという。「カカオの深さと広さ」「生産者・作り手・消費者のつながり」をコンセプトに展開する。
場内には42ブランドが出店し、イベント限定商品やカカオ関連雑貨、イートイン商品を販売する。出店するのは、青山学院大学総合文化政策学部の授業の取り組みで活動している「フェアトレード・ラボ」による「青学オリジナルフェアトレードチョコ」や、代官山のショコラトリー&グラッスリー「LA BASE de Chez Lui」、渋谷に店を構えるチョコレートのセレクトショップ「c7h8n4o2」、カカオ専門店「カカオもの」、台湾・屏東産のカカオを使う「KAISEI chocolate laboratory」、アリバカカオ専門店「ママノチョコレート」、カカオ豆やチョコレートを使うカクテルを提供する「memento mori」、唐辛子で知られる「根元 八幡屋礒五郎」、タイ産カカオを使う「Night Cacao by KOKODii」、ベトナムカカオを使う「BINON CACAO」、カカオ菓子専門店「monpetit via cacao」、カカオとビーントゥバーをテーマにするコスチュームジュエリーブランド「CACAODITE by マイネロセイカ」など。来場者にはエコの観点から、保冷バッグの持参を呼びかけている。
カカオ豆の発酵や乾燥などの過程が分かる模型や、本物のカカオの木の展示、来場者がカカオの豆のようになれるというパネルなどを展示。各地のビーントゥーバーチョコレートブランドをまとめたマップを掲出するなど、食べる以外の側面からカカオを体験できるコンテンツも用意する。
場内では、カカオ生産者、百貨店のバレンタイン担当者、出店ブランドなどによるミニセミナーブースを展開。カカオの産地として知られるベネズエラ・チュアオ村から子ども7人も来日。同村では、カカオを育てたり収穫したりする際に「感謝の意を込めて」音楽を奏でる文化があるといい、子どもたちが音楽演奏も披露する。
マヤやアステカなどの古代文明では、カカオ豆が貨幣として使われていた歴史にちなみ、来場者には入場時や商品購入時などにカカオ豆を進呈。集めたカカオ豆の粒数に合わせて、商品を進呈する企画も展開する。
開催時間は11時~19時。入場料は、前売り券=1,650円、当日券=1,980円(小学生以下無料)。