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東急田園都市線で「タローマン電車」 赤一面、車内に岡本太郎12の言葉

「タローマン電車」をPRする(左から)タローマンと藤井亮監督

「タローマン電車」をPRする(左から)タローマンと藤井亮監督

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 映画「大長編タローマン 万博大爆発」公開を記念した「タローマン電車」の運行が7月28日、東急田園都市線で始まった。

ポスターなどを掲出する「タローマン列車」

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 同作は、2022年にNHK教育テレビジョンで放送された特撮テレビドラマ「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」を映画化した作品。「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁で芸術家・岡本太郎の言葉と作品をモチーフに制作され、「若い太陽の塔」を原案にした主役「TAROMAN(タローマン)」が、「疾走する眼」「こどもの樹」など岡本の作品を造形化した「奇獣」と戦う。映画は、透明なパイプを通って空中を移動する自動車など「1970年代ごろに想像されていた未来像」として、昭和100年である2025年を舞台にし、渋谷駅に展示されている「明日の神話」の奇獣も登場する。公開は8月22日。

 タローマン電車は、車内に岡本太郎の12の言葉などをデザインしたポスターを中づり・窓上・ドア横などに掲出するほか、ビジョンでの映像上映などを行う。コンセプトやデザインは、作品の脚本・監督を務めている藤井亮さんが手がけた。「規模の小さい手作りの作品で、こんなに大きい良い媒体を使わせてもらえるのはありがたい」と運行を喜ぶ。「赤一面にしていかにインパクトを出すか」ということなどにこだわったといい、岡本太郎の言葉を見て「疲れて帰るときや朝会社に行くときなど、励みになるのか逆にへこんでしまうのか、何ともいえないが、感情が動くとうれしい」と話す。運行は1編成。8月末までを予定している。

 今月31日からは、渋谷の「渋谷 東急フードショー」(渋谷区道玄坂1)、「東急フードショーエッジ」(渋谷2)、「東横のれん街」(同)で、食の祭典「SHIBUYA FOOD DUNGEON(シブヤフードダンジョン)」の一環で、同作とのタイアップフードを提供・販売する。

 渋谷 東急フードショーではタローマンのイラストをプリントするもなかをトッピングするソフトクリーム(TUMUGI、501円、各日20点限定)などを販売。東急フードショーエッジではタローマンやタローマンのロゴなどをアイシングする玄米粉のクッキー(玄点、1枚900円~)などをラインアップ。

 東横のれん街では、タローマン作品のヒーローをプリントするクッキー(泉屋、378円、100袋限定)、タローマンの「レトロ風」カラーイラストをプリントするマカロン(ブールミッシュ、616円、50箱限定)などを販売。渋谷 東急フードショーと東横のれん街に店舗を構える「とんかつ まい泉」はタローマン焼き印入りのポケットサンド(497円、各店各日10点限定)を用意する。

 各売り場のフロア内にはタローマンと写真が撮れるフォトスポットを用意。各売り場と、ワインショップ「THE WINE by TOKYU DEPERTMENT STORE」(松濤1)を巡るキーワードラリーも開催する。9月3日まで。

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