
国内発コスメブランド「SHIRO(シロ)」の新店舗「SHIRO 渋谷PARCO店」(TEL 03-6416-1946)が6月26日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)1階にオープンする。経営はシロ(港区北青山3)。
OEM製品の製造などを手がけていた同社(旧ローレル)が、自社ブランドとして2009(平成21)年に始めた同ブランド。2015(平成27)年には、それまでの「LAUREL」から「shiro」にブランド名を変更し、2019年に現在の社名に変更するとともに、ブランド名も小文字から大文字の「SHIRO」にリニューアル。
自社内で開発から販売までを手がけ、酒かすや米ぬか、アマニ油など国内外の自然素材を使ったスキンケアやフレグランスなどを展開。広域渋谷圏では、表参道に本店(神宮前5)とブランド唯一のサロン(同)を構えているほか、渋谷ヒカリエ「ShinQs」1階、渋谷スクランブルスクエア6階「+Q(プラスク)ビューティー」にも出店している。
店舗設計は、同社の東京オフィスなどの設計も手がけている小倉寛之さん(DRAWERS)が担当。衣類の再活用への「挑戦」として、ベージュを基調に鮮やかなカラーをアクセントにした、雑多衣料と再生ポリエステルをリサイクルした「再生フェルト」を、壁や什器の表層に使う。店舗出入り口には、刺しゅうや型抜き、型押しなどの加工を施したブランドロゴを配した再生フェルトを、タイルのようにデザインした。今後は、再生フェルトにブランドの香りをまとわせた商品も検討しているという。
スキンケアをはじめ、リップやアイシャドーなどのメーキャップ、人気のフレグランスアイテムなどを取り扱う。容器・衣服の回収にも対応する。同店限定商品として、「余ってしまった」香料と容器、「使われずにいた」資源から作る「ZERO COLLECTION」のゼロホワイトチェリーの香りのオードパルファン(40ミリリットル、4,180円)、リセットヘアミスト(100ミリリットル、3,960円)を数量限定販売する。水を使わずに徳島県の木頭ユズと北海道の蝦夷ヨモギの蒸留水を配合する「SHIRO PREMIUM」の新しい香り7種類は、全国に先駆け先行販売する。
店舗スタッフの制服は、メーキャップ製品などで汚れて廃棄予定だったライトブルーのシャツを、白樺、ブドウの皮、コーヒー豆で草木染めしたシャツを採用。同店を皮切りに、今後全国の店頭スタッフの制服も順次切り替えていく。
営業時間は11時~21時。