
漫画家・矢沢あいさんの漫画「NANA」を実写化した映画「NANA」が7月11日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)8階のミニシアター「WHITE CINE QUINTO」でリバイバル上映される。
「天使なんかじゃない」「ご近所物語」「Paradise Kiss」などの人気作品で知られる矢沢さん。「NANA」は漫画雑誌「Cookie」(集英社)で2000(平成12)年に連載を開始。彼氏を追いかけて上京した小松奈々と、プロのミュージシャンを目指す大崎ナナという、見た目は正反対に見える同じ年・同じ名前を持つ2人の「NANA」の友情や恋、挫折、成長を描いている。2009(平成21)年から矢沢さんの療養のため休載している。2006(平成18)年にはアニメ化もされた。
2005(平成17)年に公開された映画は、大崎ナナ役を歌手の中島美嘉さんが、小松奈々役を俳優の宮崎あおいさん(崎は立つ崎)がぞれぞれ演じた。中島さんが歌った主題歌や、同作にボーカリストとして出演した歌手の伊藤由奈さんが歌う劇中歌も注目を集め、観客動員数は300万人を超え、続編となる「NANA2」が2006(平成18)年に公開されている。
今年、映画公開20周年を迎える節目に、初のデジタルシネマパッケージ化の作業を行った。これまではフイルムでの上映のみだったが、今回デジタルシネマパッケージ素材でスクリーン投影する。
料金は、一般=2,000円、大学・専門学生=1,500円ほか。上映期間などは決まり次第、劇場ホームページで案内する。