商業用不動産データと業界特化型AIで意思決定を支える株式会社estie(本社:東京都港区、代表取締役:平井 瑛、以下 estie)は、三菱地所株式会社(以下 三菱地所)と、大手町・丸の内・有楽町エリア(以下 丸の内エリア)のブランド価値、顧客体験価値の向上に向けたDX/AX(AI Transformation)を目指す戦略的パートナーシップに関する基本合意書を締結しました。
本パートナーシップは、三菱地所 丸の内事業グループが推進する丸の内エリアの先進的まちづくりをさらに推し進めるため、estieが保有するAI・データ構築のノウハウや実績の活用を目指すものです。まちづくりに関するデータドリブンな効果測定、共同での調査レポートの発行、生成AIが台頭する時代に求められるまちづくり・不動産アセットの在り方についての研究など、両社の強みを活かした幅広い取り組みを実践します。

■ 背景
三菱地所は、東京・丸の内エリアを一大ビジネスセンターへと進化させてきた、超長期の視点でのまちづくりを強みとする企業です。その歩みは、次々に仕掛けていく新たなアセットクラスの開拓やエリア価値向上、産学連携施策、近年では、テナント個社単独では実現しにくい取り組みをエリア全体で提供する「まちまるごとワークプレイス構想」を掲げ、就業者に多様な働き方を提供するなど、時代の変化を先取りしながら、不動産の価値のかたちそのものを更新し続けてきたものでもあります。一方で、こうした超長期の取り組みや、エリア全体を面で捉える施策が生み出す価値ほど、既存の尺度では捉えにくいという難しさがあります。まちに継続的に投資することが、そこに集まる企業や人に何をもたらし、エリア全体の価値をどう押し上げてきたのか。働く人や訪れる人がまちで得ている体験は、どのように価値に結びついているのか。次の時代に必要とされる不動産の用途は何か。estieは、商業用不動産データと業界特化型AIによって、市場を定量的に捉える力を築いてきました。まちの現場をよく知る三菱地所と、市場をデータで捉えてきたestieが、それぞれの強みを持ち寄れば、これまで手をつけられなかった問いに挑めるのではないか。この見立てを両社で共有したことが、今回の締結に至る出発点となりました。
■ パートナーシップの取り組み内容
「まちまるごとワークプレイス構想」をはじめとする、まちづくりに関するデータドリブンな効果測定
まちづくりやエリアマネジメントへの継続的な取り組み、特にエリア全体を一つのワークプレイスとして機能させる施策が、エリアの価値をどのように高めてきたのかを、データに基づいて捉えます。三菱地所がまちの運営を通じて培ってきた知見と、estieが保有する商業用不動産データを重ね、これまで実感として語られてきた効果を客観的に示せる形にすることを目指します。そこで働く人や訪れる人がまちで得ている体験も、価値を構成する要素として分析の対象とします。
共同での調査レポートの発行
両社の知見と新たに蓄積するデータを持ち寄り、都市とエリアの動向に関する調査レポートを共同で発行することを検討します。第一のテーマとして、企業がどのエリアに拠点を構え、どのように集積が形成されていくのかを取り上げます。単発の調査に終わらせず、客観的な指標として定点観測し、継続的に発信していくことを目指します。
生成AI時代のまちづくりと不動産アセットの在り方に関する研究
生成AIの台頭によって、企業の働き方と不動産に求められる役割は変わりつつあります。両社は、産業構造の変化がまちと不動産にもたらす影響を共同で研究し、次の時代に求められるまちづくりの姿や、従来の区分では捉えきれない新たなアセットクラスの可能性を探ります。時代を先取りして新たな市場を切り拓いてきた三菱地所の事業と、市場全体の動きを捉えるestieのデータを合わせ、新たな共同事業の創出につなげることも視野に入れています。
■ 今後の展望
両社は、丸の内エリアで得られた知見を、三菱地所グループ各社の事業や、企業の拠点戦略の支援といった実務の領域へ広げていくことを視野に入れています。あわせて、三菱地所が丸の内で育ててきたイノベーションのエコシステムとestieの事業との接点も探ってまいります。
まちや不動産の価値を捉える手立てが増えることは、両社の事業にとどまらず、業界全体にとっての前進につながると考えています。当社は、本パートナーシップで得られた知見を広く社会に開いていくことで、不動産の価値がこれまでより確かな言葉で語られる状態をつくることに貢献してまいります。
■ 代表取締役 平井 瑛 コメント
明治維新以降に切り拓かれた丸の内は、日本の産業が集まり、その姿を映してきた場所です。三菱地所は、長い時間をかけてそのまちを育て、同時に、不動産の価値のかたちを更新し続けてきました。超長期の視点と時代を先取りする姿勢。その両方を併せ持つ企業とパートナーシップを締結できることは、当社にとって大きな意味があると考えています。まちの現場を最もよく知る三菱地所と、市場をデータで捉えてきたestieが力を合わせれば、新たな価値の創出に挑めるはずです。『産業の真価を、さらに拓く。』というestieのパーパスは、まさに、まだ誰も測れていない価値に正面から向き合うことだと考えています。三菱地所とともにこの挑戦ができることを、大変うれしく思います。
株式会社estie
estie(エスティ)は、「産業の真価を、さらに拓く。」をパーパスに掲げ、不動産業界全体のデジタルシフトとコアビジネスの高度化および効率化を推進しています。不動産デベロッパーや機関投資家、金融機関向けに商業用不動産データ分析基盤「estie オフィスリサーチ」や「estie レジリサーチ」、「estie 物流リサーチ」、業界特化型AI「estie 案件管理」などの多角的なサービスを展開。また、不動産データと業界特化型AIを活用し、事業の非連続な高度化・効率化に向けた戦略立案・内製化支援ソリューションを提供しています。
【会社名】株式会社estie
【所在地】東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト4F
【代表者】代表取締役 平井 瑛
【設立】2018年12月
【コーポレートサイト】https://www.estie.jp/
【公式X】https://x.com/estie_corp