ビームス(渋谷区神宮前1)が10月9日、オレンジ色の肩がけショッピングバッグ「オレンジショッパー」を復刻させ、数量限定で配布を始めた。同日、原宿・キャットストリートなどで、100人が同ショッパーを背負い街を練り歩く記念イベント「タイムスリップ・ストリートウォーク」を行った。
1980年代~1990年代に流行したファッションを着た人たちも登場
1976(昭和51)年、アメリカのライフスタイルを伝える店として原宿にオープンした「American Life Shop BEAMS」を起源とする同社。オレンジショッパーは創業10周年に当たる1986(昭和61)年に登場。口をドローコードで絞り斜めがけできるタイプで、プラスチック製で繰り返し使える耐久性があったことから、日常的にも使われた。
同ショッパーは2021年、環境問題への対応としてプラスチック製の使い捨て資材を削減する中で廃止された。今回復刻するに当たり、サステナビリティーの観点から、植物由来原料(トウモロコシの廃糖蜜)を80%以上使ったバイオマスプラスチックを採用した。1986(昭和61)年当時のデザインを踏襲し、地球儀と飛行機をモチーフに取り入れたロゴをあしらった。ものを踏襲した。
同社のサステナビリティ推進部・今井敬也部長は、自身が高校生だった当時を振り返りつつ、オレンジ色のショッパーについて「SNSがなかった中で、ファッションの一つのポイントや自分の好きを発信する一つのツールなど、アイコン的な存在としてコミュニティー形成に役立っていたと思う」と振り返りつつ、「環境配慮を突き詰めればまだ完璧ではないが、好きで長く使うことがサステナビリティーの原点にある。それを体験していただきたい」と、復刻した理由を説明した。
創業50周年企画の一環で行ったタイムスリップ・ストリートウォークには、同社の社員も参加。1980年代~1990年代に流行したファッションを身に着けた人たちなど約30人がオレンジショッパーを持ってキャットストリートに登場。外国人観光客らが写真を撮る姿も見られた。
古着を中心にスタイリングしたファッションには、「渋カジ」「ケミカルジーンズ」「ヒップホップ」「パンクロリータ」「アウトドアミックス」といった1980年代後半に流行した要素を取り入れ、スタイリストの内山晴輝さんがスタイリングを手がけた。
原宿は同社の創業の地であり、「渋カジ」が流行した1980年ごろ~1990年代当時の光景を「同じ街で再現したい」と、原宿・渋谷をつなぐキャットストリートを舞台に選んだ。この日は同所以外でも、オレンジショッパーを持った10~20代の若者を中心とした計100人が渋谷・原宿エリアを練り歩いた。
オレンジショッパーは、ビームス店舗や公式オンラインなどで商品購入客を対象に配布する。なくなり次第終了。