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実現したいアイデアを10分間プレゼン-ヒカリエで「アイデアトーク」

プレゼンテーション・イベント「IDEA TALK 001」初開催。会場には約80人の観客が集まり、ユニークなアイデアに対して登壇者と観客の間で活発な意見交換が行われた

プレゼンテーション・イベント「IDEA TALK 001」初開催。会場には約80人の観客が集まり、ユニークなアイデアに対して登壇者と観客の間で活発な意見交換が行われた

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階クリエーティブスペース「8/」COURT(コート)で8月1日、「実現したいアイデア」を10分間で語るプレゼンテーション・イベント「IDEA TALK 001」が開催された。

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 「実現したい新しいアイデア」を持ちながらも提案機会に恵まれていない人や、自分の考えを世の中に問うてみたい人に「発表の場」を提供し、埋もれているアイデアの実現に向けてサポートを行う同企画。開催は今回が初めてで、東急電鉄の若手社員らが企画した。

 各自のアイデアを10分以内でプレゼンテーションし、その実現の可能性について観客と事務局が、それぞれに約5分間のディスカッションタイムを設ける。これを踏まえ、最終的に観客が「気に入ったプレゼンテーション」に投票し上位2つを選出する。

 今回のテーマは「渋谷ヒカリエの8/コートで実現したいこと」。8/は、デザイン・アートギャラリー、ワークスペース、カフェ、デザインショップが集積するフロア。その中央広場の役割を担う「コート」(=約170平方メートル)では、トークショー、ワークショップなどの各種イベントが開かれている。

 当日は、事前にフェイスブックで募集・選抜された5人(組)がプレゼンターとして登壇し、「コートで実現したいアイデア」についてスクリーンを使ってスピーチ。その模様はユーチューブでも生中継した。

 トップバッターで登壇したのは、ダンス・バレエ歴20年のキャリアを持つ千田はるかさん。海外ニュースでは話題に上ることの多い、インターネットなどを通じて不特定多数の人間が公共の場で集結する「Flash Mob(フラッシュモブ)」に注目。「祭り」をテーマにフラッシュモブの偶発的な演出により、大人数でダンスパフォーマンスを行うことを提案した。大学院生の青山大蔵さん、映画レビューサイト「Freak!」の東こうしゅんさんは「渋谷からミニシアターが消えていく」という厳しい現実を踏まえ、「渋谷ミニシアター・ライズ・アゲイン」についてスピーチ。「ミニシアターに人を呼ぶ方法」「ミニシアターの新たな呼称」など観客と共に考える場にしたいと呼び掛けた。

 3人目は、人材採用・教育に特化したコンサルティングを行う深澤祐馬さん。かつて「ビットバレー」と呼ばれ、多くのITベンチャーが輩出した渋谷の街で、志を持つ若者たちの人材育成を担う「梁山泊プロジェクト」の立ち上げを目指し、同プロジェクトの全体像と展望をスピーチ。会社員の馬渡寛さんは、24時間以内で短編映画を製作・上映して賞を決める「24時間映画祭」についてプレゼンテーション。かつて定期的に行われていた同映画祭。「多くの参加者に脚本づくりから撮影・編集まで映画をつくる機会を体験してもらいたい」と同映画祭復活を熱く語った。

 トリを飾ったのは、渋谷育ちの松井つるみさん。下北沢のコワーキングスペースで開催された小中学生向けプログラミングイベント「Coder Dojo Tokyo」に参加した際、「子ども同士の発想のキャッチボール」などを垣間見て大きな刺激を受けたという。松井さんは同イベントの渋谷での初開催を呼び掛け、プレゼンを締めくくった。

 約80人の観客の投票により行われた審査で、30票を集めた松井さんが提案した「Coder Dojo Shibuya開催」、22票を集めた馬渡さんが提案した「『24時間映画祭』の復活」が選ばれた。2つのテーマは事務局がサポートし、実現に向けて動き始めることになるという。

 仕掛け人の一人である東急電鉄の松木健治さんは「(第1回を終えて)プレゼン内容から採択方法に至たるまで、登壇者以外からも意見がたくさん出て良かった」と振り返った。今後に向けては、「われわれがアイデアの実現のお手伝いをすることで、渋谷の街で新しいことが生まれるサイクルを作り、渋谷の街を盛り上げたい」と意欲を見せる。

 次回開催は9月19日を予定。参加無料。

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