フレンチやイタリアンなど「俺の」ブランドのステーキ店「俺のステーキ 恵比寿」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-6416-3557)が11月29日、恵比寿にオープンした。経営は俺の(中央区)。
現在11業態を展開する「俺の」を冠したブランドは、素材や産地、技法に注力した料理を「高いコストパフォーマンス」で提供している。ステーキ業態は、創業期から展開する焼き肉業態が「好調」なことから、肉料理業態の拡充として9月から展開。新宿、渋谷に続く3店舗目となる。
既存2店舗は繁華街だったが、恵比寿はビジネスパーソンや居住者、来街者などさまざまな客が「バランス良く集まる」エリアと位置づけ、日本人をメインターゲットに多様な利用シーンの獲得やリピーターが見込めると判断。異なる商圏での業態の可能性を探る。場所は、炭火炉端焼き店「俺の炉ばた 恵比寿」の1階で、「俺のフレンチ・イタリアン 恵比寿」を業態転換した。同店は5月にオープンしていたことから、内装は変えずに活用する。店舗面積は24坪、席数は38席。
既存2店舗と異なり、焼き肉業態の総料理長を務める井上栄司さんが料理を監修。渋谷・新宿はオーストラリア産や松阪牛などを提供しているが、恵比寿では黒毛和牛のみを扱う。肉は「俺の焼肉」の仕入れルートを活用。現在は店舗数が少ないため「完璧にはできていない」が、一頭買いして俺の焼肉と連携して部位を使い分けていきたい考え。バイヤーが目利きし、「ステーキにとって最良の霜降り具合」のA4~A5ランク辺りの肉を使う。
ステーキは、もも肉の「俺のステーキ」(200グラム4,378円~)や腰~ももにかけての部位「ランボソ」(150グラム6,028円~)、サーロインステーキ(200グラム7,678円~)、シャトーブリアンステーキ(150グラム8,778円)など、複数の部位をラインアップ。黒毛和牛100%のハンバーグは、「俺のデミグラスチーズハンバーグ」(185グラム1,980円~)、「和風おろしハンバーグ」(同2,178円~)など4種類で提供する。子ども(小学生以下)を対象にしたハンバーグセット(1,628円)なども用意する。
ランチは、サラダとお代わり自由のご飯とスープが付く。「こだわり卵の目玉焼きハンバーグセット~俺のオリジナルソース~」(185グラム2,178円~)や、ハンバーグ(185グラム~)とステーキ(100グラム~)のコンボセット(4,928円~)、牛タンカレーライスセット(1,628円)など。客単価は、ランチ=3,000円~4,000円程度、ディナー=6,000円~7,000円程度。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~22時30分(混雑時は2時間制)。ステーキ業態は2月に吉祥寺・秋葉原への出店も計画している。