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原宿に台湾発レストラン「フージンツリー」日本2号店 限定メニューも

提供するメニューのイメージ

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 台湾発レストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリータイツァイシャンピン)」の日本2号店「富錦樹台菜香檳 原宿クエスト店」が11月18日、表参道沿いの複合商業施設「原宿クエスト」(渋谷区神宮前1)5階にオープンする。

グループ創立者のジェイ・ウーさん

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 Fujin Tree Groupが手がける同レストランは、2014年に台北にオープン。2012年に同社を立ち上げたジェイ・ウーさんは、東京に4年間留学していた経験から、当初はビームスやユナイテッドアローズなど日本のブランドの台湾での販売代行やPR活動を手がけた。日本人など海外から台湾を訪れる人に台湾を紹介していたが、「当時は落ち着いてお酒や料理を食べられる店があまりなかった」ことから、レストランを立ち上げた。台湾本店は、2018年に台湾政府による「必ず食べるべきグルメ10選」に選出されているほか、2021年~2025年のミシュランガイドで1つ星を獲得。現在台湾には3店舗を展開している。

 日本では、「サラベス」「ウルフギャング・ステーキハウス」などを手がけるWDI JAPAN(港区)が、Fujin Tree Groupと合弁会社FUJIN TREE JAPANを立ち上げ展開。2019年に1号店を「コレド室町テラス」(中央区)に出店した。2号店となる原宿の店舗は、「インパクトの強い店を出したい」と考えた中で、駅から近く、建て替えで新しくなる施設であることなどから同所に決めた。1号店はアッパー層が中心だが、20代後半~30代など若者にもアプローチを図り客層を広げたいと考える。

 店舗面積は373.24平方メートル。席数は、店内87席、テラス席12席の計99席。表参道を望む窓際などに個室・半個室3室を用意。店舗デザインは「台湾の原風景」をコンセプトに仕上げる。黒を基調にするエントランスは光やライティングで「水の流れ」を表現。メインダイニングには、KAZUSA MATSUYAMAさんのアートを展示。MATSUYAMAさんは実際に台湾を訪れ得たインスピレーションを基に描き下ろした作品で、国鳥「ヤマムスメ」、伝統的なデザインの花瓶なども描いている。

 店名の「タイツァイ」は台湾料理、「シャンピン」はシャンパンをそれぞれ意味。ウーさんが生まれた台南の家庭料理をベースに「ブラッシュアップした」料理とシャンパンを提供する。日本では台湾で提供しているメニューを、「同じ味」で提供。複数人でシェアして食べるサイズ感となる。

 「1番人気」は、花ニラ・豚ひき肉、ピータンをオイスターソースに黒酢、ごま油を合わせるソースと合わせる「松花蒼蠅頭 花ニラと豚ひき肉とピータン 豆鼓のピリ辛炒め」(スモール1,880円、レギュラー2,980円)。そのほか、豚バラ肉とナツメをハイビスカスの風味を加えた紹興酒のソースで煮込む角煮、名古屋コーチンをニンニクやパクチーなどの薬味を加えるかんきつしょうゆで味わう「冷製地鶏の柑橘醤油(かんきつしょうゆ)添え」、卵豆腐の揚げ出し豆腐(以上3,980円)など。

 フカヒレやアワビ、干し貝柱、スペアリブなどをつぼに詰めて煮込む「ぶっとびスープ」(4~5人用1万円、8~10人用1万8,000円)と、カニ肉や芝エビ、干しなまこ、トビッコ、ウニ、卵豆腐などが入った土鍋煮込み(6,800円)を同店限定メニューで用意。神奈川・厚木の豚「あつぎ豚」のリブフィンガーとライチの酢豚(2,980円)、紹興酒を使うプリン(780円)などを同店先行で提供する。

 16時までのランチには、メインに前菜の盛り合わせ、台湾揚げ出し豆腐などが付くセットをラインアップ。メインはルーローハン(1,980円)、台湾産カラスミを使うチャーハン(2,380円)などを用意。カフェ利用も見込み、鉄観音茶ティラミス(980円)などデザートにも注力する。想定客単価は、ランチ=3,000円~4,000円、ディナー=7,000円~8,000円。

 営業時間は11時~22時30分。

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