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表参道に複合高層ビル「Grid Tower」 ロンドン発会員制クラブなど

完成予想イメージ

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 三井不動産(中央区)が表参道駅近くの青山通り沿いで開発を進める地上38階建ての複合高層ビル「表参道Grid Tower」(港区南青山3)のテナントなどが2026年2月から順次、オープンする。

青山通りからビル方向を望む北西ファサードのイメージ

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 同社のミクストユース型プロジェクトとして、2023年6月に新築着工。2026年1月末に完工を予定する。敷地面積は約1318坪。地下3階~地上38階建てで、高さは約160メートル。延べ床面積は約1万3791坪。地下1階と地上1階には店舗が入るほか、2階~10階はオフィス、11階~14階は会員制クラブ「Soho House」、15階以上は賃貸住宅となる。

 敷地全体の約50%を、来街者が利用できるパブリックスペースとして計画し、敷地内には樹高3メートル以上の樹木を159本植樹。物件南側には、歩行者専用の区道と緑地広場を設ける。

 店舗は、1階の青山通り側に物販2店舗、住宅地側に飲食2店舗が出店。飲食は、カフェ「LA&LE(ラ・エ・ル)と、カスタムサラダ専門店「CRISP SALAD WORKS」が入る。ファッションブランド「23区」の新業態「SALON 23区」は23区の商品をフルラインアップし、国内外からセレクトしたバイイング商品を扱うほか、スペイン・アルマンサ発のシューズブランド「Berwick」もオープンする。オフィスは三井情報が入居することが決まっている。

 英ロンドン発の会員制クラブ「Soho House」は日本初の拠点となる。1995年、クリエーティブ業界で働く人の交流の場として誕生した同クラブは現在、ニューヨークやバルセロナ、香港など46カ所に展開。アジア市場での存在感を高める戦略の一環として日本に進出。延べ床面積は約4300平方メートル。客室は4タイプで計42室を用意。共用部には会員同士の交流促進を目的としたクラブラウンジ、レストラン、クラブバーなどを設け、14階には六本木方面を望むプールテラスを作る。

 賃貸住宅は総戸数109戸で、1LDK~4LDKなどを用意。東京タワーを望むラウンジやミーティングルーム、フィットネスなどの共用部や、コンシェルジュサービスも備える。Soho Houseと連携して、入居者を対象に会員入会時の審査が一部優遇される特典を用意する予定。

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