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サンロッカーズ渋谷、開幕2連勝 ロウザダ選手「俺の日」27得点

試合開始直後にダンクを決め勢いに乗ったディディ・ロウザダ選手(黄色のユニホーム)

試合開始直後にダンクを決め勢いに乗ったディディ・ロウザダ選手(黄色のユニホーム)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷が10月5日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で秋田ノーザンハピネッツに86‐69で勝利し開幕2根連勝を収めた。

3本の3ポイントシュートなどで11得点を挙げたジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手

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 新加入のディディ・ロウザダ選手が27得点を挙げチームを引っ張ったこの日。立ち上がりで、守備の裏を突いた動きからダンクを決めたロウザダ選手。「コーチ陣が描いてくれたプレーで、チームメートがめちゃくちゃ盛り上がってくれて『俺の日だ』と感じた」と、3ポイント(P)シュート2本を含め4連続得点を挙げるなど第1クオーター(Q)で16得点をマーク。第2Qも勢いは止まることなく、アタックから仲間の得点をアシストするプレーや空中で守備をかわす技ありのシュートも見せた。「自信があった」と3Pシュートを打った際には、手を高く掲げシュートが決まったことを確信した様子を見せていた。

 ロウザダ選手は、1対1やドリブルで複数の守備をかわしてシュートに持ち込むプレーも見せた。2019年にNBAドラフトで指名された実績を持ち、「技術はNBAの選手から学んだことが大きい」と言う。加えて、同年以降、毎年夏に3~4週間、米フロリダで行っているワークアウトで、「スキルコーチが自分に何が必要か、どこを伸ばすべきか、どうしたらうまくなっていけるのかを練習で落とし込んでくれている」ことで技術を磨いている。Bリーグでは「(身長が)低い選手はフィジカルで、高い選手はスピードで勝負することを頭に入れてプレーしている」と話した。

 試合は、序盤にベンドラメ礼生選手がファウルを2回犯し早々にベンチに下がる事態に。それでも、ハーパー・ジャン・ローレンスジュニア選手は代わりにコートに入った直後にファウルを受けながら3Pシュート決め、得たフリースローも沈め4点を挙げるなど積極性を見せる。野崎(崎はたつさき)零也選手は守備とのずれを見逃さずに3Pシュートを沈め、トロイ・マーフィージュニア選手は速攻に走り空中に投げられたパスを得点につなげるなど、交代でコートに立った選手も流れを切ることなく、第1Qから31‐10と大量リードを奪うことに成功した。

 第2Qはミスも出始めるが、ロウザダ選手、ハーパージュニア選手が高確率で3Pシュート決め、トーマス・ウェルシュ選手は秋田のシュートを2回ブロックするなど崩れることなく、55‐36で前半を折り返した。リードを奪っていたが、「勝つために細かい部分に集中して、正しいことをやるから勝はついてくると話し」(カイル・ベイリーヘッドコーチ(HC))迎えた後半。序盤はドンテ・グランタム選手が速攻に走りダンクを決め、好守から得点を重ねるなど躍動。70‐45で迎えた最終Q。ゾーンをしたり守る選手を入れ替えりする秋田の守備に対し、身長差を生かしてジョシュ・ホーキンソン選手やウェルシュ選手を中心に得点を重ねた。

 ベイリーHCは「昨日と同じようなエナジーとインテンシティーを持ってプレーできるかが重要だった」と言い、「青山学院記念館での開幕戦で、タフな秋田相手に2連勝できたことが何より重要」と勝利を喜んだ。

 秋田のさまざまな守備に対し効果的な攻撃を仕かけていたが、ベイルHCは「状況に応じて守備を読んでプレーできたが、完ぺきではないし、必ずしも全員が同じ方向を向いてプレーをできていたわけではない」と厳しく評価。秋田のキアヌ・ピンダー選手には25得点を許したが「素晴らしい選手なので止めることは難しい。我々の原理原則に則ってやっていくなかでもっとできた部分はあるが、後半は前半より遂行できたのかな」とも。

 次節のホームゲームは今月18日・19日、長崎ヴェルカを迎える。

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