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サンロッカーズ渋谷、渋谷区長を表敬訪問 「渋谷でチャンピオンシップを」

(左から)マスコットのサンディー、長谷部兼渋谷区長、サンロッカーズの神田康範社長

(左から)マスコットのサンディー、長谷部兼渋谷区長、サンロッカーズの神田康範社長

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が10月1日、迫るBリーグ2025-26シーズンに向け渋谷区長を表敬訪問した。

区の職員と交流するサンディー

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 10季目を迎えるBリーグ。SR渋谷は10月4日・5日にメインのホームアリーナである青山学院記念館(渋谷区渋谷4)でホーム開幕戦を予定。今季は、「できるときは全部渋谷でやろう」とホーム30試合中、同館では24試合、国立代々木競技場第二体育館(神南2)では3試合を戦うことが現在決まっている。

 今季は「SCRAMBLE UP」をテーマに掲げる。渋谷を象徴するスクランブル交差点を想起させるとともに「必死にもがき、全力で駆け上がり、目標をつかみ取る」という思いを込めた。ユニホームのサイドにスクランブル交差点を想起させるデザインをあしらい、キービジュアルはスクランブル交差点を中心とした渋谷駅周辺の写真も取り入れた。クラブ初の公式応援ソングとして、結成15周年になるロックバンド「MAN WITH A MISSION」の楽曲「REACHING FOR THE SKY」を起用するなど、新たな取り組みも始めた。

 チームは今季、在籍延べ8季目となるカイル・ベイリーヘッドコーチが指揮を務める。生え抜きのベンドラメ礼生選手と日本代表でも知られるジョシュ・ホーキンソン選手を、クラブ初の「ダブルキャプテン」に任命。ブラジル代表経験を持つディディ・ロウザダ選手ら外国籍選手3人を入れ替え、5季ぶりの復帰となったチーム最年長の山内守久選手ら日本人3人を迎えた計13人で戦う。

 クラブを運営するサンロッカーズ(品川区)の神田康範社長は、「フィットに時間がかかる可能性もあるが、総合的な戦力は上がっていると思うし、いろいろなバリエーションがある。いろいろなポジションができる外国籍選手もいる」と新チームを紹介した。

 今年は、クラブ創設90周年であることに加え、渋谷区をホームタウンに戦う最後のシーズン。来季開幕する新トップリーグ「B.PREMIER」への参加に伴い、ホームアリーナ・タウンを移設する。神田社長は「メモリアルな年なので、これまで残したことがない最高成績でいったん締めくくりたい。選手もその思いが強く、できるサポートはフロントとして全力でやっていきたい。チームとフロントが一丸となって、渋谷でチャンピオンシップを戦いたいという強い思いがある」と胸の内を口にした。

 さらに「選手も社員も、渋谷にいられることを誇りに思っている。ホームタウンが移っても、渋谷が誕生した場所だということを何かしらの形で残したい」と明かし、バスケットボールの寄贈などを提案。長谷部健渋谷区長が「(マスコット)サンディーの銅像」を提案すると「面白い」「ファンがすごくいるので巡礼に来るのでは」など、話は盛り上がりを見せた。現在区内の落書き消し・壁画アートへの取り組みの話も進んでおり、長谷部区長は「先に続くものを考えましょう」と呼びかけた。

 長谷部区長は「ラストシーズンだと思うと、いつもと違う思いもある。言葉にしてお願いしたことはないが、今までになく強く、渋谷にいる間に一度(リーグ)チャンピオンになってほしい。またいつか戻ってきてほしいと思っているので、今シーズンは精いっぱい応援したい」とエールを送った。観戦した試合は「あまり負けていない」ことから、「大事な試合には呼んでほしい(笑)」とも。

 神田社長は「空席があった時期からどんどん満員になってきた。10年かけて頑張ってきた、そういう歴史を感じられるのが青山学院記念館。臨場感ある記念館を常に満員にしてもらうことが、最高の後押しになると思う。ぜひ来てほしい」と応援を呼びかける。

 その後神田社長やサンディーらは区庁舎内を回り、開幕をアピールした。

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