
ライフスタイルホテル「(仮称)東急ステイ渋谷恵比寿」(渋谷区恵比寿西1)が2026年3月、恵比寿駅西口・駒沢通り沿いにオープンする。
恵比寿を含む広域渋谷圏(渋谷駅から半径2.5キロのエリア)の開発に携わっている東急不動産と、子会社の東急リゾーツ&ステイが展開する同事業。東急不動産は「都市観光」の強化として、宿泊施設の供給などで来街者の滞在時間拡張を目指している。今回の出店でエリアの「宿泊機能の強化」「国際競争力の強化」を図る。
場所は1995(平成7)年10月に開業し、今年3月に約30年の営業に幕を下ろしたビジネスホテル「ホテルエクセレント恵比寿」跡。「環境負荷の低減」として大規模改装を行う。東急ステイブランドとしては初めてのリブランドホテルとなる。
東急リゾーツ&ステイが展開する東急ステイは、「住まいにホテルの機能をプラスする」という発想から、客室内にミニキッチンや洗濯乾燥機、美容ブランド「ReFa」の商品なども備えているのが特徴。広域渋谷圏では4店舗目で、既存店舗の運営ノウハウを随所に取り入れる旗艦店に位置付ける。
敷地面積は581.27平方メートル。地下1階~地上10階建てで延べ床面積は4063.60平方メートル。客室数はホテルエクセレント恵比寿時の127室から77室に変更。平均客室面積は22平方メートル。シングル・ダブル・ツインに加え、多人数客室も用意し、訪日観光客からの「ニーズが高い」グループ利用にも対応するという。
デザイン監修は建築設計・内装設計などを手がけるCLOCK(港区)が担当。「Tokyo Artisanal Collective」をコンセプトに、自然素材を生かしたデザインや統一感のあるカラースキーム、レンガを意匠として取り入れる。