
よさこいイベント「原宿表参道元氣(げんき)祭 スーパーよさこい2025」が8月23日・24日、原宿・表参道周辺で開催される。主催は商店街振興組合原宿表参道欅(けやき)会。
1954(昭和29)年に高知県高知市で始まった「よさこい祭り」は、数十人がチーム(連)を組み、「鳴子」と呼ばれる楽器を持ちながら披露する個性あふれる力強い踊りが特徴。原宿・表参道エリアでは2001(平成13)年に始まり、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う中止を経て、今回で23回目を迎える。
演舞会場は、交通規制する表参道の路上(24日のみ)「表参道アヴェニュー」、明治神宮・第一鳥居前の広場「原宿口ステージ」、神宮会館前「神宮会館ステージ」、代々木公園屋外ステージ「代々木公園ステージ」、同園ケヤキ並木「NHK前ストリート」、同園C地区内の「代々木公園 BE STAGE」。
今年は106組が参加予定。皆勤賞の23回連続出場となる上總組(埼玉)や、同じく23回連続出場となる「ほにや」など、本場・高知のチームをはじめ、「東京理科大学Yosakoiソーラン部」などの学生チームや、兵庫を中心に活動する「踊っこひおか」などの初出場チーム、20カ国以上から踊り子が参加する「絆国際チーム」などの海外チームなども参加する。
ルールは「よさこい鳴子踊り」の音楽を一節入れればアレンジが自由で、鳴子を手に持って鳴らし、前進して踊るという3つのみ。「自由度が高い」ことから、色とりどりの衣装で、EDMやJポップを取り入れたような音楽や、古典的な音楽など、さまざまな楽曲に合わせて演舞するのも特徴。
代々木公園イベント広場では、高知の魅力をPRする「じまん市」を同時開催。四万十うどんを提供する「うどん工房麦屋 四万十製麺所」、大川村で生産している「土佐はちきん地鶏」の炭火焼きなどを提供する「大川村ふるさとむら公社」といった高知などの飲食店が出店。鳴子のアクセサリーなどを販売する「やまもも工房」や、好きな色の鳴子を作れる「鳴子工房こだかさ」、高知市観光協会など、高知に関するブースが中心に並ぶ。よさこいを体験できる「よさこい交流広場」も展開する。
原宿や表参道エリアの飲食店では、高知の食材を使った料理を提供するグルメフェアも展開。南国酒家原宿本店は、高知の食材を使う8品のランチコース(4,620円)、コロンバン原宿サロンは高知県産のフィンガーライムを添える同県産真鯛のカルパッチョ(2,500円)、京橋千疋屋表参道原宿店は高知県産メロンとはなゆを使うフラッペ(2,420円、)などを提供している。
よさこい当日は高温が予想されることから熱中症予防を呼びかけるほか、観覧エリアでの前方での傘の使用は控え、帽子の着用や雨天時は雨がっぱの使用などを呼びかけている。
開催時間は、23日=10時~19時30分、24日=10時~17時30分(演舞時間は会場により異なる)。観覧無料。神宮橋周辺などは23日10時30分~20 時と24日9時~18時30分、神宮前交差点~青山通りの表参道は24日11時~16時30分にそれぞれ交通規制する。雨天決行。