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原宿で「ゴミと鉛筆とアート展」 ガーナで廃棄されるカカオの殻を鉛筆に

場内のイメージ

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 アートイベント「ゴミと鉛筆とアート展」が5月2日、原宿の「UNKNOWN HARAJUKU(アンノン原宿)」(渋谷区神宮前6)内イベントスペースで始まる。主催はアフリカの社会課題解決に取り組むNPO法人CLOUDY(港区)とDOYA(同)。

カカオの殻で作る鉛筆のイメージ

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 両者が三菱鉛筆(品川区)支援の下で始める、ガーナの道端に捨てられているカカオの殻を鉛筆に生まれ変わらせる「CHOCOPENプロジェクト」を記念した取り組み。年間80万トンのカカオ豆が生産・出荷されているガーナでは、食べられる部分を取り除いた殻が捨てられているのが「日常的」だという。プロジェクトでは、ごみとなっている殻を回収し、洗浄し鉛筆を作る。プロジェクトを通してガーナの現地の人たちの雇用を生み出し、ごみを減らすことを目指す。

 イベント会場では、カカオの殻から作った鉛筆を展示。縦2.7メートル×横8メートルの白い壁を設置し、来場者は用意された筆記用具を自由に選び、壁にアートを描くことができる。

 森本啓太さんや、モデルとしても活動する友沢こたおさんなど、現代アーティストや、ガーナのアーティスト計36人が、カカオの殻で作った鉛筆を使って制作したアートを展示・販売。売り上げの一部をアフリカ・ガーナの子どもたちに教育の機会を届ける取り組みに寄付。カカオの殻で作った鉛筆は販売もし、販売本数と同数の鉛筆をアフリカの子どもたちに寄付する。

 会場には、日からチャイミルクティー1杯に付き40円を寄付しているコーヒースタンド「.OTTEN(エッテン)」のキッチンカーが出店。チョコレートを作る過程で破棄されるカカオの外皮「カカオハスク」を使ったオリジナルチョコラテ「CHOCO CLASS」(650円)、自家製チャイとカカオハスクを使う「CHOCO CLAS CHAI」(700円)などを販売。販売価格の10%は同法人のガーナへの学校建設プロジェクトに寄付する。

 開催時間は11時~19時(初日は14時~)。入場無料。今月11日まで。

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