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原宿に新レディースブランド「キャスト」旗艦店 架空の女性3人でスタイル表現

明治通りから1本入った通りに位置する店舗外観

明治通りから1本入った通りに位置する店舗外観

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 三陽商会(新宿区)が新たに立ち上げたレディスファッションブランド「CAST:(キャスト)の旗艦店「CAST:SHIBUYA」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6149-3093)が8月1日、原宿・明治通り近くにオープンした。

商品のラインを表現する女性3人の部屋をイメージした空間を展開する店内

 これまであまり展開してこなかったという20代後半~30代前半の女性をコアターゲットにする同ブランド。現在の顧客層が40代以降の女性である中、「次のマーケットの中心になるであろう層とどうコミュニケーションを取るか」(岩田功社長)という経営課題に向け同ブランドを立ち上げた。今後の「成長を担うブランド」として、昨年10月に発表した成長戦略の中で重点戦略として掲げたオリジナルブランド強化などによる「プレミアムブランド化」、ECの強化など「デジタルトランスフォーメーションの推進」を体現するブランドとなる。

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 ターゲットと同世代の女性を中心としたチームが企画を担当。現代の女性は「さまざまな価値観やライフスタイルを持っている」ことから、マニッシュ・フェミニン・カジュアルの3つのラインを展開し、それぞれのファッションを、「リサ」「アンナ」「カラ」という架空の女性3人を通して表現する。

 新たなマーケティングとして商品のコンセプトを表現した映画を製作し、ブランドサイトで公開している。映画には「リサ」「アンナ」「カラ」が同ブランドの洋服を着て登場し、消費者が映画を見ながら気になった商品を、ECサイトを通じて購入できる仕組みを導入した。エンターテインメントを取り入れることでより多くの人に訴求を図るとともに、登場人物を通してブランドを表現することで「身近に感じてもらう」ことや「共感してもらう」ことを目指す。

 ブランドの世界観を表現する場ともなる旗艦店は、コアターゲットに向けた「情報発信の場として適している」と判断し同所に出店。店舗面積は90坪。白を基調とした店内は、3人の部屋をコンセプトにした3つのエリアで構成。それぞれ異なる家具や什器、装飾を施すほか、フィッティングルームはシャワーブースやクローゼットをイメージするなどしている。

 同店では、ID情報を埋め込んだタグから電波を使い近距離無線通信で情報をやりとりする「RFID」を同社初の試みとして導入。店内のミラーサイネージに、商品に付いたタグをかざすと、着用スタイリングやサイズ展開などの情報、ECサイトのQRコードなどが表示される。

 商品の価格帯は、ドレス(構成比率25%)=1万9,000円~3万6,000円、ニット(同20%)=8,000円~2万3,000円、スカート・パンツ(同15%)=1万2,000円~2万4,000円、雑貨(同15%)=3,000円~2万5,000円、アウター(同14%)=2万3,000円~5万円ほか。

 「気軽に立ち寄ってほしい」と店頭にはカフェを併設。バタフライピーとレモネードの「ブルーレモネード」(650円)や甘酒入りの生クリームをトッピングするベリースムージー(680円)などそれぞれのキャラクターをイメージしたテークアウトドリンクを販売する(価格は全て税別)。

 営業時間は11時~20時。同ブランドは8月~9月にかけて百貨店や商業施設27店を出店予定で、初年度売り上げ目標は20億円。2022年までに30億円を売り上げる「主力事業」に成長させたい考え。

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