プレスリリース

1日に届ける薬は、東京タワー約7本分 。機械化の推進と“薬剤師の目”の役割分担

リリース発行企業:株式会社LATRICO

情報提供:

オンライン診療を活用したパーソナルな美肌相談サービス『東京美肌堂』を運営する株式会社LATRICOは、提携クリニックの調剤・発送拠点で、一包化・鑑査工程の運用改善を支援しました。 その取り組みを公開します。2027年5月に調剤業務の一部の外部委託が解禁されるなど、医療現場では「作業の効率化と安全性の両立」が課題となっています。当社と提携クリニックが、機械に任せる作業と人が担う判断をどう線引きしているかを、一つの実例としてご紹介します。





■医療現場に共通する「作業の効率化と、安全性の両立」
今、医療の現場では、薬を揃える・調剤するといった「対物業務」を効率化し、薬剤師が患者に寄り添う「対人業務」に、より力を注げるようにすることが、大きな課題となっています。厚生労働省によると、2026年度の診療報酬改定でもこの方向性が示され、2027年5月には、調剤業務の一部(一包化)の外部委託が解禁されるなど、「限られた人材で、医療の質を保つ」ための模索が続いています。
この「作業を効率化しつつ、正確さをどう保つか」という課題は、薬を扱うあらゆる現場に共通するものです。


■なぜ一包化をはじめたか
2024年9月、『東京美肌堂』が提携するクリニックで、一包化・鑑査・発送を開始しました 。一包化とは、同じタイミングで服用する薬を、1回分ずつまとめて包装することです。複数の薬が処方される場合、シートから一つひとつ取り出す作業が毎回発生します。飲み忘れや飲み間違いも起こりやすくなります。毎日のことだからこそ、その小さな手間が積み重なっていきます。
少しでもお客様の負担を軽くして、毎日の生活に自然に溶け込ませてもらいたい。それが、一包化を始めた理由です。


■既存の工程を、地道に改善する
東京美肌堂の提携クリニックで1日に一包化 する薬を横に並べると、東京タワー(333m)に換算して、約7本分。スマートフォンの画面の向こうでは、これだけの量の調剤・発送が、日々、行われています。
膨大な数の薬を扱う現場では、一つひとつを正確に用意しながら、いかに効率を高めるかが、つねに課題になります。そこで今回、既存の工程の運用を見直しました。
例えば鑑査の工程では、鑑査機のプログラムを改善し、より多くの包数を連続で読み取れるようにし、鑑査機のアイドリングタイムを最小化しました。
この改善により、鑑査の処理を従来の約2倍のペースで行えるようになりました。大がかりな設備投資ではなく、すでにある仕組みの運用を工夫することで、現場の時間を生み出しました。


■機械に任せる部分と、人が担う部分
効率化を進める一方で、当社と提携クリニックが重視しているのは、「機械に任せる作業」と「人が担う判断」の線引きです。
搬送や、数量・異物の一次読み取りなど、機械が得意な作業は、機械へ。しかし、異物が混入していないか、薬を取り違えていないか、最終的な確認は、必ず薬剤師(人)の目を通します。この部分は、効率化の対象にはしていません。
改善の目的は、コスト削減ではなく、“人が本当に担うべき部分(確認・判断)に、集中できるようにすること”です。生み出した時間は、後工程の充実などに充てています。






■提携クリニックの薬剤師のコメント 
薬を一包化・分包する作業は、機械が速く正確にこなしてくれます。でも、「いつもと少し違う」というわずかな違和感に気づくのは、やはり人の役割だと感じています。
異物が混ざっていないか、薬を取り違えていないか--その最後の確認だけは、人が、一包ずつ、目で確かめます。ここは、これからも人が担い続ける部分です。機械に任せられるところは任せることで、私たちは、患者さんお一人おひとりと向き合う対応に、しっかり時間をかけられています。


■代表取締役社長兼CEO 濱口友彰のコメント
スマートフォンひとつで、診察を受け、薬が届く。オンラインヘルスケアの手軽さが広がっています。ただ、薬は「届けて終わり」ではありません。医師が一人ひとりに合わせて考えた飲み方は、続けてこそ意味を持ちます。
けれど実際には、飲み忘れや、自己判断による中止も少なくありません。だからこそ、薬剤師をはじめとした医療スタッフ全体で患者さんと向き合い、疑問や不安に応える時間が、大切になります。
私たちが、薬を揃え、確認するといった提携クリニックの工程の効率化を進めているのは、薬剤師が「人にしかできない対応」に、力を注げるようにするためです。手軽になるほど、裏側の仕組みは大切になっていくと考えています。
実際に、お客様からは、薬の飲み方や、届いた薬についてのお問い合わせをいただきます。そうした声の一つひとつが、仕組みを見直すきっかけになっています。
薬が正しく届き、正しく続けられる。その当たり前を支える仕組みづくりに、これからも取り組んでまいります。



■東京美肌堂について

『東京美肌堂』は、肌の悩みを持つ方と医師をオンラインでつなぐ、累計利用者数40万人の美肌相談プラットフォームです。一人で抱え込みがちな肌の悩みに対し、医師がオンライン診療で一人ひとりの状態を診たうえで、医薬品やドクターズコスメ等を活用した美肌ケアを提案します。肌管理を日常に、「カラダの悩み」を抱えるすべての人の「なりたいワタシ」を、医療とテクノロジーで支えます。





株式会社LATRICOについて
本社所在地: 東京都港区赤坂八丁目5番32号 田中駒ビル6階
代表者  : 代表取締役社長兼CEO 濱口友彰
資本金  : 18.3億円(資本準備金等含む)
設立   : 2020年9月1日
事業内容 : オンライン美肌相談プラットフォームの企画・運営、及びマーケティング等
コーポレートサイト: https://latrico.jp/