株式会社ニュウジア(本社:東京都中央区、代表取締役:柏口之宏)は、当社が運営するAI映像・画像・音声生成プラットフォーム「genas.ai」において、建築設計事務所・工務店向けの新機能「Architecture Studio」を、2026年9月15日より全ユーザーに提供開始しました。
https://www.youtube.com/watch?v=fGtvI32fMAw
サービスページ:https://genas.ai/architecture/
BIMの標準形式であるIFCファイルをアップロードすると、建物の形状・室・開口を解析して3Dモデルを構築し、建築士の承認を挟みながら、施主向けの30秒プレゼン映像(音声つき)まで制作します。
CADの操作も、AIへのプロンプト記述も必要ありません。

施主向けの30秒プレゼン映像(音声つき)が簡単に制作可能
設計契約から竣工まで、半年から数年。その間、建物は図面としてしか存在しません。
そして、施主も、その家族も、融資先も、テナントも、役員会も、図面を読めません。
「なぜこの位置に窓を設けたのか」「天井高3.2mが生む開放感」「玄関からリビングへのつながり」
--建築士が図面に込めた判断は、線と数字のままでは伝わりません。
伝わらないまま、「この予算で建てると決めるか」という最大の意思決定が行われています。
Architecture Studioは、この「建物が図面としてしか存在しない期間」に、建物の代役を務めるための機能です。
国土交通省の統計によれば、2025年の新設住宅着工戸数は74万667戸(前年比6.5%減)、うち持家は20万1,285戸(同7.7%減)と3年連続で減少しています(※1)。
1件の受注に複数社が競合する状況では、設計の良さそのものと同じくらい、それが伝わるかどうかが受注を左右します。
▼ 作り直せることが、本質的な価値です
これまでも、CGパースという手段はありました。
ただし外注のCGパースは1カットあたり33,000円〜、高品質なもので50,000〜150,000円、納品までに日数を要します(※2)。
結果として、プレゼン用のビジュアルはプロジェクトで一度しか作れず、設計変更のたびに作り直すという使い方は現実的ではありませんでした。
Architecture Studioは、代表的な一式で288ポイント(5,760円・税別)です(※3)。
当社の実測では、図面の取込・建物確認に約2〜3分、映像の構成に約9分(いずれも一般的な規模のIFC)で完了します(※3)。
基本設計の合意形成、A案・B案の比較、実施設計完了後の着工前提案、竣工前のテナント誘致--設計の節目ごとに作り直せること。これがArchitecture Studioの設計思想です。

「Architecture Studio」概要
ステップ1
図面を入れる IFCファイルをアップロードします(IFC2x3/IFC4/IFC4x3、最大200MB)。
仕上表・建具表(XLSX/CSV)を添えると、素材や建具の情報が反映されます。
ステップ2
2つだけ答える 必須入力は、「目的」(誰に見せて、何を決めてもらうか)と、「設計趣旨」(建築士が施主説明のためにすでに書いている文章の貼り付け)の2つだけです。
この2つから、尺・トーン・人の気配・映像に表示するラベル・音楽・ナレーションの語り口・出力方式までを自動で決定します。
建物用途や立地といった項目は「詳しく」の中に畳んであり、入力は任意です。
ステップ3
絵を見て、選んで、直す ショットごとに完成イメージの静止画候補が3枚提示されます。写真を選ぶ感覚で選び、修正は「夕方にして」「家具を減らして」といった日本語のひとことで伝えます。プロンプトを書く画面はありません。
承認した静止画だけが、映像の素材になります。選ぶという行為が、そのまま品質の関門になる設計です。

かんたん3ステップで動画が完成!
生成AIによる建築ビジュアルで最大の問題は、窓が増える、屋根の形が変わる、平屋が2階建てになることです。
図面と違う建物を施主に見せてしまえば、提案の道具どころか事故になります。
Architecture Studioは、何をAIが触ってよくて、何を触ってはいけないかを、機能の中心に据えています。
【図面が正本=AIは変更できない】外形・屋根形状・階高・天井高/開口(窓・扉)の数・位置・大きさ/室の広さ・壁の位置・中庭/カメラ位置・画角 【仕上表が正本=未指定時のみ推定】素材・質感 【表現例として生成】家具・照明・カーテン・植栽・光・時刻
そのうえで、次の仕組みを備えています。
- 映像には「完成イメージ/仕上げ・家具・植栽・周辺環境は表現例です」というラベルを常時表示します
- 人物の顔・文字・ロゴ・実在建材ブランドを生成しない条件を固定しています
- 出力は承認済みモデルと自動照合し、開口の保持、外形の逸脱、内容の無いフレームを機械的に検査します
- 美しさの判定は機械に任せません。承認するのは建築士です
なお本機能は、設計・建築確認・工事監理を代替するものではありません。採光性能や耐震等級を映像で保証するものでもありません。
「うちのCADの書き出しは特殊かもしれない」--最も多くいただくご相談です。
当社は、Archicad 27/Revit 2024/Vectorworks/GLOOBE の実際の書き出しファイルを取り込み、建物確認(寸法・室・開口の集計)まで到達することを確認しています。
加えて実CAD由来のIFC 21本による回帰検証セットを構築し、機能を追加・修正するたびに全件を一括で再検証する運用を行っています(※3)。
そのうえで、書き出し設定の違いは、取り込みの段階で当社が吸収します。
- 単位:メートルで書き出されたモデルは、ミリメートルに換算して扱います
- 建物の向き:真北基準で斜めに書き出された建物も、正しい向きに整えて解析します。方位のラベルは元の向きを保ったまま表示します
- 標高の基準:海抜・測地の絶対標高で書き出されたモデルは、最下階を0とした値に直して表示します
- 測量座標系:平面直角座標系など、原点が大きく離れた座標のモデルにも対応します
- 壁の表現方式:書き出し方式による壁の芯線表現の差を吸収します
- 実体のない階:海面高さや基礎レベルなど、室も壁も含まない階は階数から除きます
調整した内容は、取り込み後に画面でお知らせします。黙って変更することはありません。

主要CADに対応
OpenAIが2026年9月3日に公開した最新世代モデル「GPT-6 Astra」を、建物の特徴抽出と訴求構成の工程に本番採用しています(※4)。
OpenAIの公表によれば、多視点のレンダリング画像からCADコードを生成して立体形状を再構成する評価「BenchCAD」において、GPT-6 Astraは幾何の重なりを測るスコアで95.9%、前世代のGPT-5.6 Solは83.3%でした(※5)。
※この数値はOpenAIによるツール使用時の評価であり、建築図面の読解正答率や、当社サービスの精度・受注率を示すものではありません。
Architecture Studioでは、この能力を図面情報の整理と、建築士が確認すべき箇所の抽出に用います。形状の正本はあくまで図面から構築した承認済みモデルであり、AIの指摘だけで形状を自動変更することはありません。
本機能は株式会社ニュウジアが開発・運営するサービスであり、OpenAIの公式サービス・認定・提携を示すものではありません。

GPT-6 Astra × Architecture Studio
建築図面は、施主の資産と暮らしが記された機密情報です。当社は次の方針で運用しています。
- 図面・建物モデル・生成映像は非公開保存を基本とし、施主への共有は対象と期限を設定して行います
- 映像生成に用いるのは、承認済みモデルから描いた深度映像・CG画像と、承認済みの静止画です。原図一式をそのまま動画生成AIへ渡す方式は採っていません
- お客様の図面・生成物を、当社がAIモデルの学習に利用することはありません
- サービスのアプリケーションおよびデータベースは、日本国内のサーバーで構築・運用しています
- 本機能の利用条件は、利用規約 別紙3「建築プレゼン機能 利用特約」(2026年9月14日施行)に定めています
外部AI基盤の提供事業者名および技術構成は当社の営業上の秘密として非開示としていますが、秘密保持契約の締結を条件に個別にご説明しています。
1pt=20円(税別)のポイント制です(※3)。実行前に、必要ポイントの見積が画面に表示されます。

代表的な「完成イメージ一式」で288pt(5,760円・税別)です。
解析や構成が完了しなかった場合、その工程のポイントは自動的に返還されます。お手続きは必要ありません。
初めてご利用になる方は、図面の取込・建物確認までを無料でお試しいただけます(メール認証済みのアカウントにつき1回)。映像の構成・静止画・映像制作から有料となります。
建築の可視化には、すでに多くの手段があります。設計CAD・BIMやレンダリングソフトはモデルに直結しているため形状に忠実ですが、自分でモデリングする操作が前提です。
一方、画像1枚から動画を作るAIツールは手軽ですが、形状の根拠がありません。
Architecture Studioは、そのどちらでもありません。
建築士がすでに完成させた設計を出発点に、図面の根拠・設計趣旨・説明の順序・映像・音声を一本につなぐことに特化しています。
お使いのCAD・BIMは、そのままお使いください。
図面の事実に準拠したうえで、誰に何をどの順番で伝えるかという構成までを一貫して自動で組み立てるサービスは、2026年9月時点で当社が公開情報を調査した範囲では確認できていません(当社調べ。調査対象:国内外の設計CAD・BIM、建築可視化ソフト、AIレンダリング支援、AI動画生成サービスの各公開ページ。各社の非公開機能・実操作・精度を検証したものではありません)。
国土交通省の資料によれば、2026年4月1日から、IFCデータとPDF形式の図書を提出するBIM図面審査が始まっています(※6)。
確認申請のために用意したIFCが、そのまま施主への説明資産になる
--これが本機能の位置づけです。
なお本機能自体が審査に対応・適合することを示すものではありません。
当社は建築分野において、クラウドCAD・AI図面認識・AI図面生成を備えた「AI建築設計ドロー」も提供しています(
https://www.niusia.co.jp/aidraw/)。
設計の上流から施主への提案までを、同一の事業者にご相談いただけます。

※現時点では、2D図面(PDF・DXF)のみでの制作には対応していません。IFCをご用意ください。RVT・DWG・JWWのネイティブファイルの直接取込も対象外です。

図面を、伝わる映像へ「Architecture Studio」
「建築士の皆さまが時間をかけて考え抜いた設計には、図面の線だけでは伝えきれない理由があります。その理由が届かないまま提案の価値が判断されてしまう
--ここに、AIが担える仕事があると考えました。
私たちが最も時間をかけたのは、映像を美しくすることではありません。
『AIに何を触らせないか』を決めることでした。窓の数と位置、屋根の形、天井の高さ、部屋の広さ。これらは図面が正本であり、AIが変えてよい場所ではありません。触ってよいのは、光と、家具と、暮らしの気配だけです。
そしてもうひとつ。お預かりするのは、施主の資産と暮らしが記された図面です。原図をそのまま動画生成AIに渡さない設計にしたのは、便利さより先に守るべきものがあるからです。
Architecture Studioは、設計者に代わって建物を考えるためのものではありません。設計者が込めた工夫を、施主が完成後の暮らしとして思い描けるようにするためのものです。
まずは1棟、お手元のIFCでお試しください」
サービスページに掲載している建物は、当社が本機能の検証用に作成したオリジナルの建物データです。実在する顧客の導入事例や受注成果を示すものではありません。実際のご利用にあたっては、お客様が権利を保有する図面、または許諾を得た図面をご使用ください。

株式会社ニュウジア
【会社概要】会社名: 株式会社ニュウジア
設立: 2008年12月
代表取締役: 柏口之宏
URL:
https://www.niusia.co.jp/
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座一丁目27番8号 セントラルビル703号
主な事業内容: AI技術の研究開発、コンサルティング、映像制作、AIソリューション販売、AIエージェント販売
■ 出典・注記
※1 国土交通省「建築着工統計調査報告」(2025年計分・2026年1月30日公表)。新設住宅着工戸数74万667戸、持家20万1,285戸。 ※2 クラウドソーシングサービス「ランサーズ」における建築パース制作の公開価格例(戸建内観33,000円〜/外観34,000円〜、高品質50,000〜150,000円/カット)。2026年9月14日確認。
https://www.lancers.jp/menu/detail/1226692 ※3 株式会社ニュウジア社内資料および実測値(2026年9月)。料金は genas.ai の公開料金体系(1pt=20円・税別)に基づきます。処理時間は一般的な規模のIFCでの当社実測であり、建物規模・回線状況により変動します。機能仕様は受注成果やすべての入力に対する精度を保証するものではありません。 ※4 OpenAI「GPT-6 Astra model」(モデル仕様)
https://developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6-astra ※5 OpenAI「GPT-6 Astra: A new generation of intelligence」(2026年9月3日公表)
https://openai.com/index/gpt-6-astra/ 評価主体はOpenAIであり、当社による独自測定ではありません。 ※6 国土交通省「建築分野における検討WG(建築BIM推進会議)の活動状況について」(2026年7月7日)
https://www.mlit.go.jp/tec/content/002012094.pdf
外部情報の最終確認日:2026年9月14日。記載の会社名・サービス名・製品名は各権利者に帰属します。