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渋谷・並木橋につけそば店「たったん」-「富士そば」が新業態

「名代富士そば」後にオープンした「つけ蕎麦 たったん」外観

「名代富士そば」後にオープンした「つけ蕎麦 たったん」外観

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 渋谷・並木橋交差点に10月10日、「つけ蕎麦(そば)たったん 渋谷並木橋本店」(渋谷区渋谷3、TEL 03-3398-3511)がオープンした。経営は立ち食いそば店「名代富士そば」を展開するダイタングループのダイタンイート(杉並区)。

朱色の長テーブルや和紙を貼った照明を配した店内

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 1年ほど前から新業態の出店を検討していた同社。同所に出店していた「名代富士そば 並木橋店」の改装のタイミングに合わせ出店した。店名は、同店の麺に使っている「ダッタンそば粉」と丹道夫社長の「丹」を掛け合わせた。

 店舗面積は約9坪。席数は12席を用意。ファサードは白を基調に仕上げた。店内壁面は白と黒を基調にし、和をイメージした手彫りで表面に凹凸を付けた朱色の長テーブル、和紙を貼った照明を配した。店舗デザインのほか、スタッフのユニホーム、皿なども外部のデザイナーに依頼した。

 「体にいいそばを作ろう」と、製麺所・興和物産(埼玉県川越市)と共に半年ほどかけて「ダッタンそば粉」を使った麺を開発。つけ汁には、鹿児島産の削り節、北海道産の昆布、小豆島産のしょうゆを使い店で作っている。つけ汁は温・冷から選べる(カレーつけそばと鶏つけそばは温かいつけ汁のみ)。ラー油を入れ辛みを加えているが、テーブルに七味やラー油を置き、好みで調節できるようにした。

 現在、つけそば6種を用意。シンプルな「もりそば」(600円)のほか、たれで煮込んだ牛肉と、キャベツや赤パプリカ、シイタケなどの野菜をトッピングする「肉野菜つけそば」(950円)、つけ汁に隠し味でこしょうを入れている「鶏つけそば」、10種のスパイスを調合し豆乳を入れたカレーに付けて食べる「カレーつけそば」(以上800円)。麺の量は450グラムが普通サイズ。小サイズの300グラムはそれぞれ150円引きで提供する。テーブルに置く生卵、揚げ玉は無料。客単価は800円ほど。土曜・日曜・祝日サービスを用意するほか、今月中にはモーニングも始める予定。

 オープン後は20代後半~40代が中心に来店。「富士そば」のころより、女性1人や、2~3人のグループなどが増えたという。現在の男女比は7対3程度。同社常務の尾田直樹さんは「健康志向の方にも食べていただきたい。量はあるが何度食べても体に良いので、ガッツリ食べたい方にも満足していただけると思う。アルコールも用意しているので、しめに使っていただいても」と話す。同店の反響などを見て多店舗展開も視野に入れる。

 24時間営業。

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