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渋谷に「チーズスタンド」-店内工房で作るフレッシュチーズ主力に

店頭には牛のオブジェを置いている。写真はオーナーの藤川真至さん

店頭には牛のオブジェを置いている。写真はオーナーの藤川真至さん

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 渋谷・神山町に6月4日、フレッシュチーズをメーンにした「SHIBUYA CHEESE STAND」(渋谷区神山町、TEL 03-6407-9806)がオープンした。経営はnobilu(同)。

客席からは工房でチーズを作っている様子を見ることができる

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 かねてよりチーズが好きだったという同社社長の藤川真至さんは、イタリアで修業していた際に、出来たてのチーズを食べ「感動した」という。フレッシュチーズは酪農家の所などに直接行かなくては食べられなかったことから、「日常食べられるものにできないか」と出店を決意。帰国後イタリアンレストランで経験を積んだ後、赤坂のドーナツショップ「Neyn(ネイン)」(港区)で経営を学び独立に至った。

 店舗面積は約50平方メートル。席数は15席ほどを用意。店頭には牛のオブジェを配置する。店舗は牛をイメージし白と黒を基調に仕上げたほか、ステンレスのテーブルや椅子、木材を取り入れた。店舗奥に設けた工房で毎日チーズを作っている。客席からは作業中の様子を見ることができ、13時~14時には「練り」の工程が見られる。

 チーズには磯沼ミルクファーム(八王子市)のミルクを使う。メニューは、毎日15時ごろに出来上がる「出来たてモッツァレラ」(100グラム550円)、14時ごろに出来上がる「出来たてリコッタ」(同470円)、手作りパンの「峰屋」(新宿区)の天然酵母を使ったライ麦入りのパンに国産を中心とした野菜とモッツァレラを挟んだ「フレッシュ野菜」(480円)、リコッタやモッツァレラ、「辛い」サラミを加えた「リコッタサラミ」(520円)などのサンドイッチ、温めて提供するモッツァレラとバジルのマフィン「モッツァレラマフィン」(350円)、チーズを作る際に出る「ホエー(乳清)」とフルーツを混ぜた「自家製ホエードリンク」(オレンジ・ピーチ、各330円)などを用意。客単価は800円ほど。

 オープン後は30代を中心に、近隣企業のビジネスマンなどのほか、外国人の来店が多いという。藤川さんは「出来たてのチーズを食べる機会はあまりないと思うので、そのおいしさを味わっていただければ」と話す。

 営業時間は10時~21時。日曜定休。

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