千駄ヶ谷にロードバイク専門店「盆栽自転車店」-夫婦で開業、カフェ併設

ロードバイクレーサーである吉田秀夫さん(右)と妻のナツキさん(左)

ロードバイクレーサーである吉田秀夫さん(右)と妻のナツキさん(左)

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 千駄ヶ谷に9月、カフェを併設したロードバイク専門店「盆栽自転車店」(渋谷区千駄ヶ谷4、TEL 03-3497-8885)がオープンした。

店舗窓際にカフェスペースを用意

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 10年ほど前からロードバイクに乗っている吉田秀夫さん、サイクリストでもある妻のナツキさんが開いた同店。秀夫さんは7年ほど老舗自転車店に勤め実業団に所属していたが、自身の店・チームを作りたいと独立。秀夫さんが立ち上げたチーム「BONSAI astronautics」は現在15人ほどで活動している。

 自転車関連の店や自転車乗りが多いことから同エリアに出店。秀夫さんが6年ほど前から「ヨシダの盆栽」という個人ブログをやっており、「盆栽さん」と呼ばれていることから命名。盆栽は大きいのも小さいのも一緒に展示することから、店を鉢植えに見立て自転車を中心にカフェやアパレルなど「一緒に育てていこう」という思いも込めたという。

 店舗面積は15.8坪。店内は木材を基調にヨーロッパのような雰囲気に仕上げたほか、2人の自転車も展示。店舗奥の工房をイメージしたスペースでは、商談なども行えるようにした。「自転車乗りの休憩地点になれば」と併設したカフェはナツキさんが担当。席数は4席。

 フランスのフレームブランド「タイム」やイタリアのコンポーネントブランド「カンパニョーロ」「フィジーク」、日本の「パナレーサー」「シマノ」など国内外のブランドを取り扱う同店。商品は米「デフィート」のソックス(1,550円~)やグローブ(2,850円~)、「アランデル」のボトルケージ(7,000円)、サドルケース(2,000円)などをそろえるほか、秀夫さんのチームユニホームのレプリカも今冬から販売を予定。米「インディペンデント・ファブリケーション」のフルオーダー(26万5,000円~)にも対応する。

 カフェでは、エスプレッソ(250円、ダブル350円)やカプチーノ(500円)、アメリカーノ、アイスコーヒー(以上各400円)、ココア(ホット=400円、アイス=500円)などのドリンクのほか、ティラミス(500円)やチョコバナナマフィン(350円)、オレンジココアマフィン(380円)などのスイーツもそろえる。

 オープン後の来店客は40代を中心に20~60代まで幅広い。9割以上が男性で、以前から秀夫さんのブログを読んでいる人や、ロードバイクの知識がある人が多く来店するという。「小さい店だが、日本中にインパクトを与えられる店になれば。店もそうだが、チームを通して自転車乗りが幸せになり地位向上を図れれば」と秀夫さん。

 営業時間は、カフェ=9時~16時、自転車店=12時~21時。水曜定休。

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