SHIBUYA109（渋谷区道玄坂2）前のイベントスペースで9月17日、米ドラマ「HEROESシーズン3 Vol.1」のDVD発売を記念して「人が浮く」広告が展開され、話題を集めた。

「浮いた」広告に足を止める人たち

　「HEROES」は、2006年9月から米NBCで放映されているテレビドラマシリーズ。世界各国で「時空を操る力」や「自己再生能力」など特殊能力に目覚めた人たちが世界を救うSF物語。日本では2007年9月から「スカパー！」で放映を開始した。

　発売元のジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント（渋谷区恵比寿南1）は、同作品のメーンキャラクターの中に空を飛ぶ能力者がいることから「人が浮く」広告を企画。「登場人物をイメージしたスーツ姿」と「渋谷にいる若者風」の2人がパフォーマンスを展開。道行く人たちは「どうなってるの？」「うそ？」などと驚きの声を上げながら、ケータイのカメラやデジカメで撮影していた。

「人が浮く」仕組みを開発したジェネレーション・クリエイト（千代田区）の内海真人さんは「作品の『超能力』をテーマに考えた。物理的に具現化できるのは『怪力』か『浮く』だった」と話す。「見た人たちが、どんな仕掛けなのかを想像してもらえるのはうれしい」とも。

　同所ではモニターで同作品の映像を流し、シーズン1第1話などを収録した「HEROES スペシャルDVD」を無料配布した。

　同作品は1話・2話を収録し、価格は980円。