青山に「中目卓球ラウンジ」-大手卓球メーカーが全面協力

中央に卓球台が置かれたラウンジ内の様子。卓球観戦を楽しみながら「ちゃぶ台」席で食事ができる

中央に卓球台が置かれたラウンジ内の様子。卓球観戦を楽しみながら「ちゃぶ台」席で食事ができる

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 食事を楽しみながら「卓球」でも汗を流せるユニークなコンセプトで知られる人気店「中目卓球ラウンジ」が南青山に進出した。

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 11月12日にオープンした「中目卓球ラウンジ+b.(プラスビー)」(港区南青山3、TEL 03-3401-7979)は中目黒本店と同様、マンションの一室をラウンジに改装、中央に置かれた卓球台で気軽に卓球が楽しめる新店。「上目六さくらショッピングセンター」(中目黒)、「bio ojiyan cafe」(原宿)などを手がけるマン・フュージョン・システム(目黒区)が開いた。

 同社が中目卓球ラウンジ1号店を開店したのは4年前。客であれば性別や年齢を問わず、誰でも無料で卓球が楽しめるシステムで話題を呼び、2005年12月には初のFC店を大阪・南堀江に出店、札幌にも支店(FC)を出すなどこれまでに4店舗を出店してきた。新店では、卓球ブランド「バタフライ」を世界展開する業界大手「タマス」(本社=杉並区)の協力を得て、同業態で初めて特定のメーカーのブランドネームを前面に出すコンセプトを導入した。店名の「+b.」は「バタフライ(Butterfly)」の「b」。

 場所は、「コム・デ・ギャルソン」などの店が並ぶ青山・みゆき通りを1本入った高級マンションの一室。リビング空間には卓球台を置き、回りは床にそのまま座れる「ちゃぶ台」スペースに。寝室だった2部屋はそれぞれ、ソファ席、ラウンジスペースとし、エントランス近くにはカウンター式のバーも設けた。店舗面積は約50坪。

 メニューには、自らワインの買い付けにも出向くという関野申吉社長こだわりの食材や調理法で作られるフレンチベースのオリジナル料理が並ぶ。フードはマッシュポテトを添えた「十勝のカマンベール入り乳清豚のソーセージグリル」(890円)、シンプルな食材で時間をかけて作る「青卓ミートローフ」(1,000円)、自社のパン店「オパトカ」のパンを焼き上げ卵やハムを添えた各種トースト(650円~)など。アルコールはビールやスパークリングワインなど50種類以上を提供する。チャージ料は500円(22時~は800円)。客単価3,800円を見込む。

 出店にあたり、ラケットなど卓球用品すべてを提供したタマス・グローバル営業チームの橋本慶一さんは同店について、「卓球の概念が変わる。飲みながら卓球ができるのは画期的」と喜ぶ。同チームの川田勝さんも、これまで自社で展開してきた卓球普及活動の一例を挙げながら、「卓球を始めるきっかけは親や学校の部活勧誘などが圧倒的。都会のラウンジで卓球が話題になることがありがたい」と声をそろえる。

 関野社長は「卓球はコミュニケーションツールとしてとても有効。卓球を通じて仲間の輪を広げていってほしい」と話している。ラウンジでは、大学時代卓球選手だったという葉山純也店長による卓球教室も開講。店内にはバタフライのカタログも置き、今後は同ブランドの商品販売窓口としても機能していく。

 営業時間は19時~翌2時。日曜定休。店舗は約1年半の期間限定営業。

マン・フュージョン・システムタマス中目黒に卓球コンペにも使える「卓球ラウンジ」(シブヤ経済新聞)

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