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渋谷・HMVで「ももクロ渋谷フェスタ」 10周年ドーム公演前にファン行列も

21日に始まった「ももクロ渋谷フェスタ」。会場にはももクロメンバーが実際に着用した衣装を展示。「桃神祭2015」の衣装(5階)も

21日に始まった「ももクロ渋谷フェスタ」。会場にはももクロメンバーが実際に着用した衣装を展示。「桃神祭2015」の衣装(5階)も

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 渋谷モディ(渋谷区神南1)の「HMV&BOOKS SHIBUYA」(TEL 03-5784-3270)で5月21日、人気ガールズユニット「ももいろクローバーZ」のイベント「ももクロ渋谷フェスタ」が始まり、全フロアで展開する衣装展示や限定グッズなどを目当てに多くのファンが来店している。

会場にはフォトスポットやライブをVR体験できるコーナーも

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 結成10周年を記念して開く同イベント。同22日・23日の東京ドーム公演やベストアルバム発売にも合わせ、これまでのライブで着用した衣装展示やVR体験をはじめ、フロア内のBGMも終日同ユニットの曲を流すなど、店を「ジャック」する。

 5階では、3年前と2年前のライブ「桃神祭2015」「桃神祭2016」でそれぞれ実際に着用したステージ衣装を展示。そのすぐ隣で展開する「VR体験」コーナーでは、展示衣装と連動し同じステージの映像を見ることができ、臨場感を演出したという。頭部に専用装置を着用して見る体験コーナーは、計10席を用意。ライブ「桃神祭2016 ~鬼ヶ島~」をVR体験できる球体の椅子は2席を用意し、映像に重低音と振動が加わる。

 6階では、ライブ「ももクロ夏のバカ騒ぎ2017」の衣装を展示。衣装は、7階に展示する2012年ツアー時のスパンコールをあしらったサロペットを含め、メンバー4人、4ステージ分を合わせて3フロアに計16体が並ぶ。同イベントを担当するローソンHMVエンタテイメント(品川区)エンタメライツ営業部プロデューサーの田代貴之さんは「東京ドーム公演が終わった後も、8月にZOZOマリンスタジアムで開催される単独ライブに向けて、『次もあるよ』とファンの思いをつないでほしかった」と、今回展示する衣装は「夏」のものにこだわったと話す。

 6階で展開するグッズコーナーでは、歴代のツアーグッズの復刻商品を販売、ドーム公演終了後の24日からは最新のツアーグッズも並べる。同イベント限定グッズの目玉の一つは、同ユニットのツアーグッズの中でもこれまであまり作ってこなかったというリストバンド(全5種、各1,200円)。

 元HMV渋谷店のスタッフで、ファンの間でも「守さん」として知られる佐藤守道さん(現スターダスト音楽出版)が監修した「言葉アクリルキーホルダー」(各800円)は、メンバー4人がそれぞれデザインされた全4種で、中身が見えないブラインドパッケージを採用。

 ほかに、5階に売り場を設ける、同ユニットのアーティスト写真が表紙を飾る文庫本シリーズ「ももクロ文庫」(全23タイトル)も、「多いものでは1日で1タイトル100冊は売れている」(田代さん)。HMVが講談社と組んで、「限りなく透明に近いブルー」(村上龍さん著)などのベストセラーを新装版で展開する同シリーズは、23日の発売に先駆け、同店で先行販売。

 田代さんは「元HMVスタッフの守さんが、まだユニットがデビュー間もない頃、かつてのHMV渋谷店のももクロの売り場に太宰治などの文庫本を置いて、そこに実はメンバーがサインを書いていた。渋谷店だけなぜか(それらの)文庫本の売れ行きが異様に伸びたことで発覚した」と当時のエピソードを交えながら、「それが今回のきっかけ」と同シリーズ発売の経緯を明かす。

 会場には22日・23日に行われる東京ドーム公演前に立ち寄るファンの姿も多く見られ、22日には開店前に50人ほどが列を作った。大阪から夜行バスで来たという21歳の女性ファンは「衣装展示を楽しみに来た。あまり近くで見られないからすごいと思った」と感想を話したほか、福島から前日東京入りしたという40代の男性は「意外と小さいんだなと思った」と、普段ステージで見るパワフルな姿とギャップを感じたという。VR体験については「ももクロ側から見た客席はこう見えるんだと分かって面白かった」とも。

 ファン歴7年という50代の男性ファンからは、展示している衣装について「緑も置いてほしかった」と、今年1月に卒業したメンバー有安杏果さん担当カラーの衣装も見たかったとリクエストの声も聞かれた。

 営業時間は10時~22時。入場無料。今月27日まで。

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