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アルバルク東京、開幕4連勝ならず 新潟に延長の末敗れる

竹内譲次選手(写真中央)らパワーフォワードとセンター陣が得点をけん引した

竹内譲次選手(写真中央)らパワーフォワードとセンター陣が得点をけん引した

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 アルバルク東京(以下A東京)が10月10日、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館(世田谷区)で新潟アルビレックスBB(同新潟)と戦った。

24得点を挙げる活躍を見せたアレックス・カーク選手

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 渋谷区をホームタウンとし、今シーズンは同体育館とアリーナ立川立飛(立川市)をホームアリーナに活用しているA東京。開幕から3連勝で迎えリーグ唯一の4連勝を目指し戦ったこの日は、安藤誓哉(せいや)選手が「昨日の反省を生かして前半からプッシュしていこうという考えだった」と振り返るよう、第1クオーター(Q)からハイペースの試合となった。

 ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)が「パワーフォワード(PF)とセンター(C)がしっかりと仕事をした」と評価したオフェンス。序盤には竹内譲次選手やザック・バランスキー選手を中心に得点を重ね、後半には、アレックス・カーク選手がインサイド、ジャワッド・ウィリアムズ選手がアウトサイドでそれぞれ得点をけん引。「正しいプレーをすればPFとCで得点がとれる設定になっている。今後もいかにそのポジションで点を取るかがポイント」という。

 パヴィチェヴィッチHCが敗因として挙げたのはディフェンス。新潟のインサイドの要であるダバンテ・ガードナー選手には40得点を決められるも「昨日同様1対1で守るのが戦術で、ある程度は仕方がないという計算。それよりも、他の選手にも2桁得点を上げられているところが、今日自分たちができなかったところ」とも。

 拮抗(きっこう)した試合は、第1Qを同点で終えると、第2Qには3点、第3Qには5点を追う我慢の展開となった。最終Qはカーク選手や田中大貴選手、ウィリアムズ選手の連続得点などで徐々に点差を詰め、残り1分43秒で新潟・ガードナー選手が2つ目のテクニカルファウルを取られ退場すると、カーク選手がインサイドで強さを見せオフェンスリバウンドからのシュートで1点差とし、残り24秒でウィリアムズ選手が3Pを決め同点に追いつき延長に突入した。手に汗握る展開となるも、残り3秒でスクリーンを使ったプレーから新潟オースティン・ダフォー選手にレイアップシュートを決められ、95対97で敗れた。

 パヴィチェヴィッチHCは「勝てるチャンスはあったが、大事な場面でフリースローを落としたのも響いて痛かった。選手たちは最後までハードに戦ったが、あと一歩のところで追い付けず逆転できなかったのは非常に残念」と振り返った。

 安藤選手は「今日はチームディフェンスのルールを守れず、自分が絡んでいたところで得点を挙げられてしまったので反省している」と肩を落とすも、試合終了後パヴィチェヴィッチHCに「『ビッグなポイントガードは絶対に下を向かない』と言われたので、逆にもっと強気になって来週は連勝をとりにいくという気持ちでいる」と前を向く。

 新潟・庄司和広HCはA東京を「個人も、チームとしても素晴らしい。日本代表も多く在籍するBリーグをけん引する代表的なチーム。うち(新潟)として、昨シーズン勝てなかったNBL出身のチームに勝てたことは大きな収穫だった」と振り返った。

 A東京は今月14日・15日、アリーナ立川立飛で横浜ビー・コルセアーズを迎えたホーム戦を行う。

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