セルリアンタワー東急ホテルで「月見」の空間演出 「中秋の名月」に合わせ

シェードに月を投影し野点傘と床几台を設置しているロビー

シェードに月を投影し野点傘と床几台を設置しているロビー

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 10月4日の「中秋の名月」に合わせてセルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町)のロビーで現在、月見をイメージした空間演出を行っている。

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 インバウンド施策として初めて行っているもの。現在、宿泊客の6割ほどが外国人観光客であり、今後増加が見込まれることから「日本情緒」「日本文化」を体験してもらいたいと考えた。

 同フロアガーデンラウンジ「坐忘(ざぼう)」のシェードに、夜空をイメージした青紫の照明と、月と雲をスポットライトで映し出して満月の夜空を表現し、ロビーには野点傘(のだてかさ)と床几台(しょうぎだい)を設置して月見の世界を演出。シェードを下ろしていないウインドーからはライトアップした日本庭園「閑坐庭(かんざてい)」がのぞく。外国人旅行客向けに月見の英訳説明書も用意しているほか、「坐忘」では抹茶と和菓子2個、玉露の「観月のお茶会~抹茶と和菓子~」セット(1,700円)も提供している。

 客室が19階より上に位置し視界を遮る高いビルがない立地である同ホテルではかねて、月見の時期に合わせてホテル南側の客室に宿泊できる「月夜見~つくよみ~」プランを企画している。今年は、ホテル近くのコスモプラネタリウム渋谷(桜丘町)の鑑賞券やオードブルの盛り合わせとシャンパンのルームサービス付きのプランも初めて用意した。料金は、1部屋2人の利用で1泊4万8,000円(土曜は5万8,000円、別途要東京都宿泊税)。提供期間は今月8日までと今月31日~11月7日。

 月の投影時間は17時~22時。観覧無料。今月7日まで。

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