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原宿・竹下通りに金沢発「溶けにくい」アイス イチゴポリフェノール活用

「アイスらしい食感にこだわった」と話す豊田剛史社長

「アイスらしい食感にこだわった」と話す豊田剛史社長

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 原宿・竹下通りに7月3日、金沢発アイス店「金座和(かなざわ)アイス 原宿竹下通り店」(渋谷区神宮前1、TEL 03-5411-1212)がオープンした。

チョコペンなどでデコレーション出来るアイス

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 金沢大学薬学部と連携し、天然成分の研究開発を行っているバイオセラピー開発研究センター(石川県金沢市)が手掛ける同店。イチゴ果実から抽出するイチゴポリフェノールを使った「空気中で溶けにくい」アイスを提供する。

 4月に金沢に1号店を出店し、外国人旅行客や若年層へアピールを図り、2号店を同エリアに出店した。店舗面積は約14坪。席数はカウンター8席とスタンディングエリアを用意。茶屋をイメージした店内には、和傘やのれんを装飾している。

 牛乳や卵などの材料にイチゴポリフェノールを加えてアイスを作っている同社。同大太田富久名誉教授を研究責任者に迎え、イチゴポリフェノールによる「クリームの保形性向上」機能(=水分と油分が分離しないように橋渡しとなる役目)を使いアイスを作る技術を開発し2014年に特許を取得した。技術的には室温40度で3時間溶けない硬いアイスを作ることはできるというが、同店では「アイスらしい食感」にこだわり配合する量や固める時間を調整し、30分ほど型崩れしないアイスを提供している。

 店舗では、兼六園の「雪づり」や熊本県のマスコットキャラ「くまモン」など、和や日本の文化を感じさせる形のアイスを提供。同店では、キャンディー形とハート形を先行販売している。アイスは各種1本500円で、能登産ブルーベリーを使うソースや10色用意するチョコペンなどから1種類選べるトッピングでデコレーションができるようにしている。ほかにも、金箔(きんぱく)パック(100円)、星やハート型の金箔(200円)などのトッピングも用意。今後はソフトクリームやパフェなどの新商品、通信販売なども予定。

 同社豊田剛史社長は「溶けない・溶けにくいと言うと疑問に思う方もいるかもしれないが、当店のアイスはアカデミックなもの。すごくこだわった『ふわシャリ』な食感を体験してほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~20時。

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