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渋谷「アドアーズ」のVR施設に新機種 レーサー監修のドライビングシミュレーター

新たに導入したドライビングシミュレーター「T3R」

新たに導入したドライビングシミュレーター「T3R」

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 渋谷・井の頭通り沿いのVR(バーチャルリアリティー)エンターテインメント施設 「VR PARK TOKYO」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3461-1311)に6月9日、VRドライビングシミュレーター「T3R Simulator(以下T3R)」が導入された。

「T3R」をプレーするレーサー古賀琢麻さん

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 昨年12月、アドアーズ渋谷店内にオープンした同施設。動くじゅうたんに乗りながらモンスターと戦うライドアクションゲームや、野球盤をVR技術で再現した対戦型ゲームなどVR技術を活用したアトラクションをラインアップしている。オープン以降、20~30代を中心に延べ4万人以上が来店しているという。

 同施設8種類目のアトラクションでアイロック(名古屋市)が提供する「T3R」は、現役のレーサーで同社社長でもある古賀琢麻さんが監修。レーサーのドライビング練習やメーカーの車両開発などで使われているプロユースのシミュレーターで、体験者自らが運転する車種やコースコンディションなどを設定でき、車両が縁石に乗り上げた際の振動やタイヤのグリップ感も体感できるのが特徴。

 同店では、ユーザーフレンドリーに調整して提供。導入開始直後は、車種やコースなどが固定の2つのレベルのみを提供。用意するのは以下の2種類。初級=車種FIAT(アバルト500アセットコルサ)、最高速度159キロ、中級=車種マツダ(MX-5 CUP=ロードスター)、最高速度=198キロ。コースは共にF1のイギリス・グランプリが開催されていた「ブランズ・ハッチ」。

 設置台数は2台で、1人プレイと2人での対戦(いずれも1プレイ3分)か選べる。今後時期を見て上級者向けや、利用客が自分のレベルに合わせて選べる仕様も導入予定。これまでのコンテンツとは「やり込み度が違う」ことから、リピート客の獲得を図りたい考え。

 アドアーズ取締役の石井学さんは「私自身、スポーツカーブーム時代にスポーツカーに乗りながら楽しさを経験していた。VRで体験できるものがあればと探していた中で、『T3R』を知って直観的にこれだと思った。最近のアミューズメントでは、ここまでリアルなドライビングゲーム無かった」と導入経緯を振り返る。

 「ゲームが大嫌いだった」という古賀さんは、「VRを体験したときに、ゴーカートやレーシングカーに乗っている感覚にすごく近くなり、こういうのも必要なんだと感じた。『T3R』から車に興味を持つ人もってほしい」と期待を込める。

 営業時間は10時~23時45分。施設利用料は事前予約=2900円、当日=3,300円。80分入れ替え制。

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