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渋谷に卓球テーマの複合店「T4」 レストラン、スクールなどで「魅力発信」

飲食しながら自由に卓球ができるレストラン&バー「THE RALLY TABLE」の店内

飲食しながら自由に卓球ができるレストラン&バー「THE RALLY TABLE」の店内

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 渋谷・神南エリアに6月8日、卓球をテーマにした複合店舗「T4 TOKYO」(渋谷区神南1)がオープンした。運営はスヴェンソンスポーツマーケティング(港区)。

ブランド「ビクタス」初の直営店

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 同社は、ヘアケア製品の製造販売などを手掛けるスヴェンソンが4月に設立した子会社。スポーツ事業に注力しているスヴェンソンは、兒玉(こだま)義則社長らが選手だったことから「卓球」に力を入れている。ドイツで開かれた世界選手権で日本代表が5つのメダルを獲得するなど、近年注目を集めている中、「卓球の魅力を伝えたい」として出店した。

 出店場所はプレー人口が少ないという20~30代の若年層をコアターゲットに渋谷を選んだ。店舗は卓球をコンセプトにしたレストラン&バー、スクール、ブランドショップで構成。面積は全て合わせて200坪ほど。

 エントランス近くには、卓球ブランド「VICTAS(ビクタス)」初の直営店「VICTAS SHIBUYA」(TEL 03-6452-5743)が出店。経営はスヴェンソンの子会社ヤマト卓球(大阪市浪速区)。スヴェンソンがスポンサー契約している卓球男子・丹羽孝希選手モデルのラケット(2万1,600円)をはじめとするラケットやラバー、ウエアなどをラインアップ。同店限定商品として、卓球男子日本代表選手が着ているオーセンティックウエア(1万2,960円、数量限定)、同店オリジナルTシャツ(3,456円~)も用意する。

 ショップを通り過ぎた先に広がるのはレストラン&バー「THE RALLY TABLE」(電話はビクタスと共有)。席数は54席。「都会的でスタイリッシュ」な空間に仕上げたという店内には、卓球をモチーフにしたアートや卓球ボールを使ったアートなどをディスプレー。フロア内に設置する卓球台(1台)は来店客が自由に遊べるほか、予約制のVIPルームにはミニサイズの卓球台も置く。トランジットジェネラルオフィス(北青山3)がプロデュースを手掛けた。

 肉料理を中心としたイタリアンバールとなる同店では、精肉店「TOKYO COWBOY」(世田谷区)やフレッシュチーズ店「渋谷CHEESE STAND」(神泉町)とコラボレーション。ランチには、和牛の粗びき肉を使う「TOKYO COWBOYハンバーグプレート」(1,728円)、パスタ(1,080円)などをサラダ・スープ・ドリンク付きのセットで用意。ディナーには、「TOKYO COWBOYロストビーフとトリュフリゾット」(2,592円)、「CHEESE STANDブラッタータとイチゴ」(1,512円)を提供。キンカンを卓球の球に見立てたキンカンを入れる「ピンポンサワー」(734円)、バニラとイチゴのアイスでラケットをイメージした「ピンポン・ラケットアイスキャンディー」(378円)など「卓球」をモチーフにしたメニューもそろえる。客単価は、ランチ=1,300円、ディナー=4,000円~5,000円ほどを見込む。

 地階には卓球スクール「TACTIVE(タクティブ)渋谷店」(TEL 03-6452-5742)が出店。経営はスヴェンソンの子会社タクティブ(港区)。2部屋で構成し1部屋はVIPルーム(個室)で、卓球台は5台(うち2台はVIPルーム)を用意。更衣室やシャワールーム(男女各1室)も備える。利用料は、だれでも参加可能なグループレッスン(1回60分または90分2,160円~)、コーチとマンツーマンのプライベートレッスン(1回60分5,940円)ほか。7月以降のVIPルーム利用は別途追加料金をかける予定。

 同店には、ボールの軌跡や速度などをリアルタイムでデータ化する「卓球トラッキングシステム」を導入。ショップに設置する卓球台では試し打ちする際に使い、スクールではコーチングに活用する。VIPルームでは7月以降、ラリーをしながら台にプロジェクションマッピングで映し出すブロックにボールを当てて得点を競う、同システムを採用したゲーム「TQ」も提供する。

 兒玉社長は「選手の活躍や当店から卓球の魅力を発信して、卓球の素晴らしさを伝えていきたい」と意欲を見せる

 営業時間は、レストラン&バー=ランチ11時~15時、ディナー18時~23時、ショップ=11時~20時、スクール=10時~22時。ショップとスクールは火曜定休。

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