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渋谷で片桐仁さん「感涙の大秘宝展」-粘土作品125点、公開制作も

場内に併設した「締切工房」で新作「便亀」を制作する片桐仁さん(右)

場内に併設した「締切工房」で新作「便亀」を制作する片桐仁さん(右)

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で現在、ラーメンズ・片桐仁さんの個展「感涙の大秘宝展~粘土と締切と14年~」が開催されている。

14年間で制作した約125点が並ぶ場内

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 1973(昭和48)年埼玉出身の片桐さん。多摩美術大学在学中に同大の小林賢太郎さんとコントユニット「ラーメンズ」を結成。小林さんの「何かに粘土盛ったらいいんじゃない」という一言をきっかけに1999年から漫画雑誌「ヤングマガジン・アッパーズ」(講談社、現在は休刊)で粘土を使ったもの作りの連載「俺の粘土道」を開始。現在は「週刊FRIDAY」(講談社)で「ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝」を連載している。

 同展では、14年間で制作した作品125点ほどを展示。作品は、連載第1回目に作ったという「俺ハンテープ台」、恐竜の頭部をかたどったドライヤー「ドライヤサウルス」、0系ドクターイエローのプラレールを使った「片桐新幹線『じぶん』」、自身の顔をはめ込んだ「機動戦士ジンダム」、2010年に公演された舞台「残念なお知らせ」の楽屋で制作したという耳の形のイヤホン「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」など。期間中、片桐さんは不定期で来場し、併設された「締切工房」で新作となるカメの形をした便器「便亀(ベンキ)」を公開制作している。

 ショップでは作品写真をプリントしたTシャツ(3,990円)やマグカップ(1,050円)、クリアファイル(525円)、トートバッグ(3,150円)などの同展限定商品などを販売しているほか、鯛(タイ)をかたどったiPhone5ケース「鯛Phone5」のレプリカ(2万円)を抽選販売。会場で申し込みを受け付けている。

 作品は基本的に販売していないため自宅で保存しているという片桐さん。同展開催に向け「修復するのが大変だった」と振り返る。制作するうえで気を付けている点は「楽しめるような作品にすること」。「ちょっとでも興味を持ったら、まず見ていただきたい。粘土は芝居と同じでアナログなものなので、実際に生で体験していただきたい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~21時(最終日は18時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料ほか。4月22日まで。スマートフォン持参客は、場内に設置されたQRコードを読み込むと、片桐さんによる作品解説音声ガイドを聞くことができる。

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