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激戦区・原宿にパンケーキ「サンデー ジャム」-逗子の店が2号店

「SUNDAY JAM」を立ち上げた(ひだりから)中本わかなさんとDJ pancakemixさん

「SUNDAY JAM」を立ち上げた(ひだりから)中本わかなさんとDJ pancakemixさん

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 原宿通りに9月10日、逗子発パンケーキ店「『SUNDAY JAM』 harajuku(サンデー ジャム 原宿)」(渋谷区神宮前4、TEL 03-3478-5707)がオープンする。運営はトランジットジェネラルオフィス(港区北青山3)。

原宿限定「キャラメルジンジャーパンケーキ」

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 天然酵母パン店「wakanapan(わかなぱん)」(逗子市)のマネジャー中本わかなさんと、DJ PANCAKEMIXさんは昨年7月、同店舗を日曜限定でパンケーキ店「サンデー ジャム」としてオープン。開業初期からトランジットジェネラルオフィス・中村貞裕社長が「気に入っていた」ことから、共同で今年2月に代官山で1日限定の出張イベントを開催。3時間待ちの行列ができるほど盛況だった。その反響に手応えを得て、都内に常設店を構えるに至った。

 2階に位置する原宿店の店舗面積は30坪。席数は51席を用意。デザインコンセプトは「逗子とハワイと西海岸の空気感のミックス」。サーフボードをイメージした大テーブルの周りにはイームズのアンティークチェアを置くほか、壁面には海の写真をディスプレー。壁面の一部は逗子店と同じクリーム色を使うほか、船の帆に使うスペイン産の「帆布」をソファ席の座部・背面に使用。インテリアデザインにはクリエーター集団「tripstar」が担当するほか、逗子在住のアーティストたちが携わっている。

 定番の「ホノルルパンケーキ」は、バターミルク生地にマカダミアナッツを散りばめ焼き上げ、オーガニックメイプルシロップをかけて食べる「マカダミアナッツ&メープル」と、パイナップルを練り込み焼き上げた生地に自家製ココナツシロップをかけて食べる「ココ&パイン」(いずれもウインナーまたはベーコン付き)の2種。食事系パンケーキでは、焼き込んだチーズとペッパーを効かせたハムのパンケーキにはちみつをかけて食べる「チーズ&ハムペッパー」(マッシュポテト・サラダ・半熟卵添え)、ホウレンソウのペーストで色づいたグリーンの生地にアボカドやバジルなどを載せ、特製タマネギドレッシングをかけるベジタリアン向けの「グリーンバター」(以上各1,200円)など。原宿店限定でキャラメルアイスとホイップを載せ、ジンジャーチップを散りばめた「キャラメルジンジャーパンケーキ」(1,300円)も用意する。

 パンケーキ以外では、逗子直送のカボチャを練り込んだわかなぱん製バンズを使ったバーガー(1,000円)やサンドイッチ(850円)、天然酵母を使ったドーナツ(250円)などをラインアップするほか、18時以降には「キヌア・アボカド・ビーンズのサラダ」(600円)、「イチジク風味のポークチョップ パイナップルソース」(1,200円)など、同店オリジナルのサイドメニューを提供。想定客単価は1,800円。

 「(逗子店も)1年経つころで、ようやく安定してきたところ。次の展開も考えていなかったので、都内に出店できるなんて…」と驚いた様子の2人。原宿エリアは、行列が絶えないハワイ発「エッグスンシングス 原宿店」(神宮前4)、東急プラザ表参道原宿(同)内の「ビルズ」をはじめパンケーキ店が集積していることについて、DJ pancakemixさんは「最初はちょっと躊躇(ちゅうちょ)した」としながらも、「これだけ密集しているところはあまりないのでは、面白い」と話す。

 「パンケーキブームと言われているが、おいしいものは残っていくと思う。ソースやドレッシングを手作りしたり、コーヒー豆なども素材からこだわっているので、すみずみまで味わっていただければ」と自信をのぞかせる。中本さんは「敷居は作りたくないので、ボーダレスにさまざまな方に来ていただきたい」とし、「(パンケーキは)見た目や食感、香りなど五感で楽しむもの。ずっと同じおいしいものを、変わらない味で提供していきたい」とも。

 営業時間は9時~22時。

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