渋谷・神南のカフェ「SPUMA」が閉店-ライブなどでエリア活性化に一役

オーガニック料理を提供しながらイベントなども展開する複合カフェとして親しまれたカフェ「SPUMA」

オーガニック料理を提供しながらイベントなども展開する複合カフェとして親しまれたカフェ「SPUMA」

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 渋谷・神南で2002年9月から営業を続けてきたカフェ「spuma(スプーマ)」(渋谷区神南1 TEL 03-3770-8657)が6月30日、閉店する。運営はイタリアンレストランを手掛ける松尾トレーディング(台東区)。

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 オーガニック素材を使った創作料理を提供する一方で、ライブや展示などのイベントも展開する複合カフェとして親しまれてきた同店。アパレルショップの集積地というイメージが強い神南エリアについて、同社の山口格社長は「裏通りのような薄暗いイメージだった」とオープン当初を振り返る。

 同じビルの2階にメンズセレクトショップが入居していたことから、25歳から35歳位までの「洋服屋さんに合うような人」(山口社長)をメーンターゲットに据え、ライブハウスやギャラリースペースを設け、「情報発信地として、神南エリアを活性化したい」との思いから同店をオープンした。

 過去には演劇イベントなども行ったというライブスペースには、これまで多数のアーティストが出演。メジャーデビューするアーティストも多く、落ち着いた雰囲気でアコースティックライブなどを行ってきた。ギャラリースペースでは「食卓に合うもの」をセレクトし、写真や絵画作品などを月に1度のペースで展示してきた。

 閉店は賃貸契約満了に伴うもの。「小さなスペースながら多くのアーティストが出演し、お客さんにも愛された」と振り返る浦田竜市店長。山口社長は「神南近辺はライブハウスなども増え随分にぎやかになった。『こんなところで』と驚かれるような場所でまた店を開きたい」と思いを描く。

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