タワレコ渋谷店で「けん玉部」発足-部員7人、店内にコーナーも

「KENDAMA部」部長の前島祐紀さん

「KENDAMA部」部長の前島祐紀さん

  • 0

  •  

 タワーレコード渋谷店(渋谷区神南1)に5月、「KENDAMA部」が発足した。

店内に設けた「けん玉コーナー」

[広告]

 数年前からアメリカ若者の間で人気を集め、昨年ごろから裏原宿エリアのストリート系アパレルショップで販売が始まるなど注目を集めているけん玉。250人ほどのスタッフが勤務する同店では1~2年ほど前から、共通の趣味を持つ人たちが集まり交流する「部活動」を展開。プロ野球「東京ヤクルトスワローズ」ファンによる「スワローズ部」では、同球団とのコラボ商品を開発・販売するなど活動の幅を広げている。

 「KENDAMA部」を立ち上げたのは同店スタッフの前島祐紀さん。「スケボ部」の部長も務める前島さんは、ストリート系スポーツを好む人たちの間で「流行している」ことに加え、ミュージックビデオに使ったり、実際にプレーしたりするアーティストもいることから「音楽とリンクする部分もある」と、けん玉の店舗での取り扱いを提案するとともに同部を立ち上げた。

 前島さん自身、けん玉をするのは「小学生の時以来」で、「マイけん玉」購入以降は仕事の休憩時間などを使って練習。その様子を見たスタッフに輪が広がり、現在の部員数は前島さんを含め男性4人、女性3人の計7人。「小学生のころなど一度やったことがある人が多いと思うので、取っつきやすさがある」と前島さん。

 音楽のみならず「(音楽に)関わる文化などの発信」を目指し、お香なども扱う同店。同部設立に合わせて同店1階に「けん玉コーナー」を開設。アメリカのけん玉「SWEETS」(3,780円~4,104円)、デンマークの「KROM」(3,780円)を販売。今後は国産の商品なども扱う予定。店頭に用意するサンプルを手に試す人が多いほか、同店での購入客は、スケーター人口が多いされる「30代に憧れる」10~20代前半の男性が中心だという。

 前島さんは「練習すればできるのが醍醐味(だいごみ)。完成はないので上を目指したくなる」とけん玉の魅力について話す。今後は技に磨きを掛け、ユーチューブなどでその様子を公開するなど、情報発信を図っていく。

 営業時間は10時~23時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース