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#東横デパート閉めるってよ 東急東横店公式ツイッターでハッシュタグ、投稿相次ぐ

「東急百貨店東横店」公式ツイッターアカウントより

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 渋谷駅周辺の再開発による取り壊しのため3月31日で営業を終了する東急百貨店東横店(渋谷区渋谷2)が、公式ツイッターで営業終了のお知らせと共にハッシュタグ「#東横デパート閉めるってよ」を付け、残り3カ月間にわたり展開する全館イベントの周知を図っている。イベントが始まった1月9日にツイートを投稿し、現在までにリツイート数が1100を超えるなど反響を呼んでいる。

3月31日で営業を終了する「東急東横店」(外観)

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 営業終了に向けた記念イベント「85年分の東横総決算」では、第1弾となる年明けの売り尽くしや展示企画などを皮切りに、第5弾にわたり展開。初日に合わせて投稿されたツイートでは、「営業終了のお知らせ」と題して営業終了日や感謝の気持ちを伝えるとともに、ハッシュタグ「#東横デパート閉めるってよ」を「公開」。アカウント名にも同じハッシュタグを付け、「上記のハッシュタグで呟いて頂けるとお返事をしにいくかもしれません」(原文ママ)と使用を呼び掛けている。

 9日午後のツイート投稿から1日たち、10日15時時点でリツイート数は1150を超え、「いいね」数も約900に上る。ハッシュタグを付けたツイートも次々と投稿され、長年の利用客やかつて同店で働いたことがある人などからの思い出のエピソードや感謝のメッセージ、イベントに出向いた客のリポートなどが寄せられている。

 今回ツイートで使うことになったハッシュタグ「#東横デパート閉めるってよ」ついて、東横店の販促担当者は「既存客だけでなく、幅広い世代の方々に関心を抱いていただくため、ネットで多用されているカジュアルなフレーズを応用しようと考えた」と説明。「どんな切り口でも構わないので、東急東横店を舞台とした皆さん一人一人の物語、懐かしむ声や惜しむ声を聞かせていただけるとうれしい」と投稿を呼び掛ける。

 ハッシュタグ付きで投稿されたメッセージは、東急百貨店公式サイト内に今後立ち上げ予定のイベント特設ページで紹介する計画もあるという。

 同店は1934(昭和9)年、渋谷駅と直結するターミナルデパート「東横百貨店」として開業。ハッシュタグでは当時親しまれた名称「東横デパート」を使っている。東館のみで開業した店はその後、1954(昭和29)年に西館、1970(昭和45)年に南館を、それぞれ増築し3館体制で営業。1951(昭和26)年には、日本初の名店街「東横のれん街」を開設、2000(平成12)年にはデパ地下ブームの先駆けともいわれた「東急フードショー」をオープンした。

 施設は、再開発事業の進捗(しんちょく)に伴い、東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転が始まった2013(平成25)年に東館を閉館し取り壊すとともに、残った西館・南館に東館の売り場を移設・集約。3月末の全館閉館後も、地下1階・食品売り場は営業を続ける。

 営業時間は10時~21時(西館9階・レストラン街は11時~22時30分)。

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