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渋谷ハロウィーン商戦、「ロフト」「ハンズ」今年の傾向-コスチューム需要高め

渋谷ロフトではコスチュームのみで約400種をそろえる

渋谷ロフトではコスチュームのみで約400種をそろえる

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 秋の風物詩として定着しつつある10月31日のハロウィーンを目前に控え、広域渋谷圏の商業施設・店舗でもさまざまな関連企画がめじろ押しの中、渋谷ロフト(渋谷宇田川町)、東急ハンズ渋谷店(同)で菓子や装飾アイテム、コスチュームの動向を聞いた。

東急ハンズ渋谷店では約600種の商品を集める

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 渋谷ロフト(渋谷区宇田川町)は10月3日から1階に特設会場を設置し、約700種を用意。今年は「かわいい」をキーワードに、小物やコスチュームはシャーベットカラーの商品などを中心にセレクトした。

 現在までの販売総数上位は、ディズニー柄のボディーシール(158円)、「マスカレード(仮面舞踏会)マスク」(714円)、付け牙「バンパイアキット」(315円)など手軽に変装できるアイテムに次いで、チョーカーやしっぽなども付く「サスーンデビル」(4,998円)、もこもこ素材のワンピースの「ふわもこパンプキン」(4,515円)といったコスチュームなど。昨年は菓子や装飾品類が販売数上位を占めていたが、今年はランクインしていないのが特徴的。現在までの全体の総売り上げは前年比150%。

 昨年のハロウィーン当日、渋谷は仮装した人の姿が多かったこともあり、コスチュームの取り扱いを強化。約400種をラインアップ。例年通り「不思議の国のアリス」のアリスをモチーフにした商品が種類も多く、人気が高いという。コスチュームのみの総売り上げが前年比160%と需要の高さがうかがえる。併せて付けまつげやネイルシールなどのメーキャップアイテム、ウィッグも増やした。今年は売り場内に試着室3室、ドレッサー2台を設け、同所で仮装してから街へ繰り出せるようにした。

 東急ハンズ渋谷店(同)は今月1日から、井の頭通りに面した入り口近くのB2Cフロアに約600種を集積。同店では、カボチャ型のランタン「ジャックーランタン」(2,415円)、中に菓子が入った「かぼちゃバケツ」(714円)、魔女の帽子「アングルハットウィッチ」(399円)、クモの巣の装飾品「スパイダーウェブ」(399円)などが売れ筋。

 レディスからキッズ、メンズ向けと幅広くそろえるコスチュームは約200種。人気上位は、光沢のあるベロア生地を使った「ウォントトゥーブロッド黒(メンズ)」(2,940円)、カボチャのケープ「もこもこパンプキンケープ」(2,790円)、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」に登場する「ジャックスパロウ」の子ども用コスチューム(5,250円)。

 現在のところ、全体の総売り上げは前年比94.8%。昨年に比べ、ワンポイントで髪に付ける飾りや、フルコスチュームではなく、マントなどのアイテムの売れ行きが好調だという。

 両店ともに開始当初から好調といい、夕方以降を中心に多くの来店客が足を止めていくという。小物類を中心に既に売り切れている商品もあるという。

 「手ぶらでご来店いただき、購入・変装してパーティーなどに行っていただければ」と話す渋谷ロフト絵業企画部の田中寛子さん。東急ハンズ渋谷店イベントフロア担当主任の小林伯幸さんは「普段はできない、何でもありなハロウィーンならではの仮装を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 両店ともに特設コーナーの展開は今月31日まで。

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