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「渋谷ヒカリエ」開業迫る-シンクス、東急シアターオーブなど公開

商業施設・シンクス1階「ShinQs Beauty」フロア

商業施設・シンクス1階「ShinQs Beauty」フロア

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 開業を2日後に控えた渋谷駅東口の高層複合施設「渋谷ヒカリエ」(渋谷区渋谷2)の内部が4月24日、報道陣らに公開された。

総客席数1972席を擁する劇場「東急シアターオーブ」

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 東急文化会館跡地に位置する同施設の敷地面積は約9640平方メートル、延べ床面積は約14万4000平方メートル、高さ約182.5メートル。地上34階・地下4階で、フロア構成は、地下3階~5階=商業施設「ShinQs(シンクス)」、6階・7階=カフェ&レストラン、8階=クリエーティブスペース「8/(ハチ)」、9階・10階=「ヒカリエホール」、11階~16階=劇場「東急シアターオーブ」、17階~34階=オフィスフロア。

 シンクスでは約200の売り場・ショップを展開。出店店舗は新業態、世界・日本初を含む売り場・ショップが4割以上を占め、それらを含む渋谷初出店が7割以上になるという。ベース・演出・棚ライトに至る売り場照明、後方照明を100%LED化。人の歩行による振動で生まれた小電力エネルギーを体験できる「発電床」の常設。地下2階「スイッチルーム」内授乳室や従業員用トイレには電気のいらない自動ドアを設置するなど環境へも配慮した。

 各フロアには、レストルームに「新しい付加価値」を加えた「スイッチルーム」を設ける。地下2階=授乳室や父母コミュニケーションを設ける「mammy’s STAGE」、3階=エアシャワーブースなどを設ける「Style up STAGE」、4階=デザイナー集団「ティモテ」による異なるデザインの壁紙を各個室に掲出。5階は東急百貨店の「TOP&clubQ」会員専用のパウダールームとしてフットマッサージや酸素バー(有料)、携帯充電器テーブルなどを用意。各フロアのコンセプトに合わせたオリジナル楽曲をBGMとして流す。

 6階・7階のレストランフロアには計26店舗が出店。「8/」では、メンバー制オフィス「Creative Lounge MOV」、小山登美夫ギャラリーが手掛けるアートギャラリー、ディアンドデパートメントが手掛けるミュージアムスペース、カフェレストランなどを展開。1000平方メートルと3000平方メートルの空間を用意するヒカリエホールは6月開業予定。総客席数1972席を擁する劇場「東急シアターオーブ」は7月18日開業となる。

 内覧会に先立って行われたプレス説明会で、野本弘文東急電鉄社長は「原宿や代官山、表参道などとつながる渋谷の街全体がクリエーティブでエンターテインメント性豊かな街として広い世代から、たくさんの方々楽しんでいただけるような地域になることを目指して運営にも全力を挙げて取り組んでいきたい」と意欲を見せ、「今後渋谷駅周辺は再開発が進む。駅街区や東横線渋谷駅のホーム跡地などの開発計画が進展し、大きく渋谷の街も変わっていく。(渋谷ヒカリエはその)リーディングプロジェクト」と位置付けた。

 「渋谷は、かつては新宿に比べると大人の街と言われていたが、109などのファションビル出店に伴い若い方が非常に多く訪れている。一部大人の方の中には、なかなか来づらい雰囲気も若干あったのでは。(渋谷ヒカリエ開業で)より広い層の方にも訪れていただきたい」とも。

 この日、シンクスのショップでは商品を販売したほか、飲食店も本番さながらにメニューを提供。シンクス地下2階のブーランジェリー「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」やカフェ&ショコラトリー「ル ショコラ ドゥ アッシュ / ポール バセット」、5階の「ザ・コンランショップ キッチン」などが人気を集めていた。

 営業時間は、シンクス=10時~21時、6階・7階=11時~23時(7階は6月から金曜・土曜・祝前日は翌4時まで)。

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