映画「私は猫ストーカー」、渋谷ユーロスペースで拡大公開

谷根千エリアの野良猫・家猫たちが映画する「私は猫ストーカー」

谷根千エリアの野良猫・家猫たちが映画する「私は猫ストーカー」

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 シネマート新宿で7月から公開されていた映画「私は猫ストーカー」(鈴木卓爾監督)が話題を呼び、渋谷のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0211)でも8月15日から拡大公開される。

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 イラストレーター・浅生ハルミンさんの同名エッセーを映画化した同作は、不器用な主人公と彼女を取り巻くマイペースな人々や猫たちとの関係を、独特の空気感でほのぼのと描いた作品。撮影は昨年12月、下町として知られる谷根千(谷中、根津、千駄木)エリアを中心に行われた。実際に谷根千などに住む20匹以上の家猫・野良猫たちが登場し、路地にうずくまる姿や横丁から飛び出す姿などの「協力的」な「名演技」で人気を集める。

 メガホンを取ったのは、1967(昭和42)年静岡県生まれで、俳優として知られる鈴木卓爾さん。長編8ミリ映画「にじ」(1988年)がぴあフィルムフェスティバルに入選して以来、大学の後輩だった矢口史靖監督のパートナーとして、「裸足のピクニック」(1993年)や「パルコフィクション」(2002年)など多数の作品に共同脚本、共同監督などで参加している。単独での長編劇場公開作の監督は今回が初めて。

 公開初日の15日、12時20分~・14時30分~の上映終了後、鈴木監督が舞台あいさつを行う予定。上映は今月28日まで。

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