「ミスターコンタック」型・花粉観測ロボ-光る頭で飛散量表示

千駄ヶ谷・GSK本社ビル前に登場した「ミスターコンタック」ロボ。光る頭で花粉量(写真=青色はやや少なめ)を知らせる

千駄ヶ谷・GSK本社ビル前に登場した「ミスターコンタック」ロボ。光る頭で花粉量(写真=青色はやや少なめ)を知らせる

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 「Mr.コンタック」が花粉情報をお知らせ――鼻炎薬「コンタック」のキャラクターとして知られるミスターコンタック型のユニークな花粉観測ロボが3月3日、グラクソ・スミスクライン(渋谷区千駄ヶ谷4、以下GSK)本社エントランス前に登場した。

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 ミスターコンタックは、1996年のテレビCMに初登場して以来、「こてこて」の関西人キャラで親しまれてきたイメージキャラクター。「スピーチは短く、効き目は長く」をモットーに、口ぐせは「治った?」。公式プロフィールでは趣味に「オルガンの弾き語り」を挙げるロマンチストな一面もある。

 本社前に設置された高さ約1.2メートル(台座を含む)のロボットは、気象情報会社ウェザーニューズ(港区)が独自開発した花粉観測機「ポールンロボ」の限定バージョン。花粉レベルに応じて5色に変化し、観測結果をネット回線でレポート、各地のデータをリアルタイムでウェブに公開する同機は、今年に入り全国に500台を設置。「コンタック」バージョンは、うち1台として千駄ヶ谷周辺の花粉飛散量を伝える。

 「目」に見立てたLEDが観測情報を知らせる通常のロボに対し、コンタックバージョンは飛散量に伴い、カプセルに入った粒が5色に変化。色は飛散量の少ない方から、白、青、黄、赤と変わり、最高値の場合は紫色に。

 同社では同機設置について、「鼻炎薬発売から43年経つコンタックブランドでも初の試み」とし、「花粉飛散時期の症状に苦しんでいる人たちに有益な情報になれば。得られた情報は医療機関や一般企業にも提供され、研究開発などに役立てられる」とコメントしている。

 設置は4月末までを予定。

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