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アルバルク東京、ホームで栃木と地区首位攻防戦 チケット完売、3200人強来場

ホームアリーナデビュー戦でダンク2本、3P2本、ブロックショット2本を決めたジェフ・エアーズ選手

ホームアリーナデビュー戦でダンク2本、3P2本、ブロックショット2本を決めたジェフ・エアーズ選手

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 国立代々木体育館第二体育館(渋谷区神南2)で3月5日、男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京(A東京)とリンク栃木ブレックス(栃木)の試合が行われた。

試合開始前にチームマスコット「ルーク」と触れ合うプレイステッド選手

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 B1東地区1位につける栃木とそれを追う2位A東京の首位攻防戦となったこの日。チケットは完売となり、3236人が来場した。

 A東京・伊藤琢磨ヘッドコーチ(HC)が攻守ともに「良かった」と振り返った前半。立ち上がりは栃木にリードを許すも、ディアンテ・ギャレット選手が3ポイント(P)シュートを3本決めるなど24対15と9点のリード。第2クオーター(Q)は栃木が古川孝敏選手やライアン・ロシター選手の3Pなどで点差を縮めてくるが、A東京はジェフ・エアーズ選手を中心に得点を重ね、田中大貴選手がアシストやパスカットなど好プレーを見せる。栃木・田臥勇太選手にブザービーター(終了のブザー直前に放たれるシュート)を決められるも、43対39とリードを守って前半を折り返した。

 両チームの堅守が見られた第3Qは、56対54と点差を詰められて最終Qに突入。開始18秒で菊地祥平選手が3Pを決めたり、ギャレット選手がスチール(相手の攻撃中にボールを奪う)からレイアップを決めたり得点を重ねたA東京だったが、中盤に田臥選手の連続得点で逆転を許すと一気に6点差を付けられる。A東京はすかさずタイムアウトを取り建て直しを図るも栃木の勢いを止めることができず、66対74で敗戦した。

 この日は、2月中旬に加入したエアーズ選手、トレイン・プレイステッド選手のホームアリーナ戦デビューとなった。エアーズ選手はダンク2本、3P2本、ブロックショット(シュートブロック)2本決め、プレイステッド選手は8分弱のプレータイムながら、ブロックショット3本と持ち味のディフェンスで貢献。伊藤HCは両選手を「すごく賢い選手。全体で2回しか練習できていないが、やりたいことを理解してくれている」と印象を語る。

 エアーズ選手は「とても良い雰囲気で、栃木も良いチームでチャレンジングな試合となった」と振り返り、「シュートタッチも良かった。ディフェンスもこなしたと思うが、ロシター選手にタフショットも決められてしまった。最初のホームゲームにしてはそれなりに良かったが、明日は今日以上のプレーをして勝ちたい」と意気込んだ。田中選手は「4Qで点差が離れて冷静な判断が出来なかった。ターンオーバーが多かったし、もっと守りにくいオフェンスができたのでは」と反省点を挙げる。栃木との試合は「純粋にやっていて楽しい」と言い、「課題が見つかり、ステップアップできると感じられる。この負けをどう生かすか、どんどん良くなっていければ」と意欲を見せた。

 前回2月22日に両チームが対戦した際にはエアーズ選手とプレイステッド選手は出場していなかったことから、「この前とは全く違う試合になると挑んだ」と振り返った栃木・田臥選手。「タフな試合になることは分かっていた。ここ数試合は失点が多いのが反省点だったので、上位のチーム相手にどれだけディフェンスで戦えるかはチャレンジだった」と話した。

 両チームは明日6日にも同所で対戦する。

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