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サンロッカーズ渋谷、仙台に逆転勝利 ベンドラメ礼生選手好守で活躍

攻守にわたりゲームをコントロールしたベンドラメ礼生選手(右)

攻守にわたりゲームをコントロールしたベンドラメ礼生選手(右)

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 青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で1月22日、サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と仙台89ERS(仙台)の試合が行われた。昨日に続く対戦となったこの日、会場には2616人が来場した。

チーム最多の19得点をマークしたアキ・チェンバース選手

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 前日からの課題となっていた試合の入りだったが、ティップオフ後仙台にボールをキープされると、3ポイント(P)シュートを含む3連得得点を許し7点差をつけられる。広瀬健太選手のディフェンスリバウンドからベンドラメ礼生選手が3Pを決めるなど連続得点を返し同点に追いつく。その後は一進一退の攻防となるが16対20とリードを許して第2Qに突入。アイラ・ブラウン選手がブロックショット(シュートブロック)やダンクシュートを決めるなど場内を沸かせ、は2点差に詰め寄るも点差は変わらず4点差のまま前半終了となった。

 BTテーブスヘッドコーチ(HC)が「(前半と)真逆のチームを見ているようだった」と振り返った後半。開始約35秒で3Pを決めたアキ・チェンバース選手は、自らのスチール(相手の攻撃中にボールを奪う)からバスケットカウント(相手のファウルによりフリースローを得る)となるレイアップシュートを決めると雄叫びを上げた。6分36秒で同点に追いつくと、リバウンドやスチール、ショットブロックなどディフェンスを起点に良い流れを引き寄せ逆転に成功。ベンドラメ選手の3Pで幕を上げた最終Qは序盤から果敢に攻め込み、ベンドラメ選手のスチールから満原優樹選手がレイアップシュートを決めたところで点差を10点に広げた。その後もリードを保ったSR渋谷は、「特別指定選手」として入団している筑波大学の杉浦佑成選手も約30秒プレー。79対66で勝利を収めた。

 昨日の敗戦後、修正点として挙げていた「オフェンスリバウンド取る」「ターンオーバーを減らす」ことはできたと振り返ったテーブスHC。「昨日よりアグレッシブにディフェンスができ、そこから早い展開に持っていけたところは良かった」としながらも、「外角のシュートが普段は(成功率が)30%以上あるが、20%と低く決めきれなかった」と反省。

 両日共に19得点を挙げたほか、この日はアシスト10本、スチール4本と活躍したベンドラメ選手については、「今節のゲームで一皮むけたのでは。2 試合を通してオフェンス、ディフェンス共にゲームをコントロールしてくれた」と評価。そのベンドラメ選手は「積極的にプレーした結果なので良かった。ターンオーバーが無かったのは収穫」と振り返った。「スチールは常に狙っているがギャンブルしすぎないようにとは言われているので、飛び出しは考えていかないと」とも。

 テーブスHCがディフェンスを評価するチェンバース選手は、「勝つための鍵はターンオーバーを減らすことだが、ディフェンスで止めないといけないと思っていたので、ゲーム前から集中していた」と言い、スチール4本に、リバウンド9本という結果には「アグレッシブにプレーすることを心掛けた結果。シーズンを戦うには必要なこと」と話す。さらにこの日はチーム最多となる19得点をマーク。「ディフェンスで止めたらオフェンスも頑張らないといけない。特にアウトシュートを決めないといけないと思っていた。今日のようなパフォーマンスを維持したい」と意欲を見せた。雄叫びを上げた場面については「自然に感情が出たのだと思う」とはにかんだ。

 SR渋谷の次回ホーム戦は1月28日・29日の田臥勇太選手率いる栃木ブレックス戦。チケットは、車いす席を除き完売しているが、今月24日(12時~)に再販する。

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