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東京都写真美術館で「東京」展 2つの展覧会を同テーマで同時開催

ミニチュアのように見える写真で知られる本城直季さんの作品

ミニチュアのように見える写真で知られる本城直季さんの作品

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 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)で現在、「東京」をテーマにした2つの展覧会が同時開催されている。

ハチ公前などの作品も出品する元田敬三さんの写真

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 同館が年に一度、「将来性のある」作家を紹介する日本の新進作家展で13回目を迎える「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」と、同館のコレクション展「TOPコレクション 東京・TOKYO」展。 同館総合開館20周年記念企画となる。

 新進作家展では、6人の作品を紹介する。1995年に「夜の東京」をテーマにした初個展を開いて以来、都市のスナップショットを撮影し続けている中藤多毅彦(たけひこ)さん「STREET RAMBLER」シリーズ(53点)、渋谷駅前・ハチ公像や原宿の路上などさまざまな場所で撮影した写真も出品している元田敬三さんの「OPEN CITY」シリーズ(23点)、「ツッパルな」シリーズ(26点)、佐藤信太郎さんの「都市を見るための装置」と位置付けた東京スカイツリー(墨田区)と街を一緒に写した「東京|天空樹」シリーズ(11点)など。

 コレクション展では、写真家41人が撮影した戦後から現代までの作品を中心に展示。場内は、林忠彦が銀座のバー「ルパン」で撮影した太宰治のポートレートなどを展示する「街角で」に始まり、1968年(昭和43)年の渋谷駅前(スクランブル)交差点をとらえた森山大道さんの写真などが並ぶ「路地裏で」、中野正貴さんが1991年に撮影した人が全くいない公園通り「勤労福祉会館前交差点」付近の写真などの「見えないものを覗き見る」、ミニチュアのように見える写真で知られる本城直季さんが撮影した渋谷駅前(スクランブル)交差点の写真などさまざまな手法で表現した写真を集積する「多層的都市・東京と戯れる」など7つのテーマで構成する。

 開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。観覧料は、新進作家展=一般700円、学生600円ほか、コレクション展=同500円、同400円ほか。月曜定休(祝日の場合は翌平日休館)。1月29日まで。

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