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代々木第一体育館でバスケ「オールジャパン」 アルバルク東京が準決勝進出

両チーム最多となる23得点を挙げた田中大貴選手(中央)

両チーム最多となる23得点を挙げた田中大貴選手(中央)

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 代々木第一体育館(渋谷区神南2)で1月6日に開かれた「第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)」準々決勝で、渋谷をホームタウンにするアルバルク東京(A東京)が仙台89ERS(仙台)と対戦した。

リバウンドやゴール下のシュートなどで貢献した竹内譲次選手

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 男子はプロバスケットボール「Bリーグ」や大学、社会人チームなどの32チームがトーナメント形式戦い優勝を決める同大会。昨日筑波大学を下したA東京は、ディアンテ・ギャレット選手、正中岳城(しょうなか・たけき)選手、竹内譲次選手、田中大貴選手、トロイ・ギレンウォーター選手のスターティングメンバーで仙台に挑んだ。

 第1クオーター(Q)、ギャレット選手のドライブ(ドリブルでディフェンスを抜くプレー)からの得点で先制し、セットプレーでのゴール下やドライブなどで田中選手が得点を重ねるも、点の取り合いとなり22対17という僅差でのスタートとなった。第2Qは両者堅いディフェンスを見せたが、ギャレット選手のフローター(高く浮かせる)シュートや、残り3秒で松井啓十郎選手がディフェンスリバウンドからの速攻を決めるなど10点差以上を付けた。

 後半開始直後、田中選手が3連続シュートを決めて引き離しにかかる。中盤も勢いが衰えることなく、正中選手やギレンウォーター選手の連続3Pなどで22点差を付けて最終Qに突入。仙台のウェンデル・ホワイト選手や佐藤文哉選手らが3Pを連続で決め一時6点差まで詰め寄られるも、ギャレット選手の3Pや田中選手のゴール下、ギレンウォーター選手のスチール(相手の攻撃中にボールを奪う)からの得点などで追随を許さず84対73で準決勝に駒を進めた。

 A東京伊藤琢磨ヘッドコーチは「出だしは集中して良い形で入れたが、4Qで勝ちが決まりそうな瞬間に気が抜けたのは良くなかった」としつつ、「勝ち切れたので、あさって(準決勝)の川崎(ブレイブサンダース戦)に集中を向けてしっかり準備していきたい」と話した。

 両チーム最多となる23得点を挙げた田中選手は「外からのシュートをあまり打っていないので、次の試合に良い形で入れるようにしたい」と次戦を見据える。川崎との準決勝は「とても大事な試合になる」と言い、「自分たちでもどちらが勝つか分からない。やりたいことをしっかりやりたい」と気を引き締める。竹内選手は「一発勝負で勝つのが強さの証明。(川崎の)ニック・ファジーカス選手を抑えられればうち(A東京)の流れになると思う。勝って強さを証明したい」とも。

 今月8日に同所で行う準決勝は12時試合開始予定。

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