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サンロッカーズ渋谷、オールジャパン準々決勝で強豪・川崎に敗れる

第1Qで気迫のこもったダンクシュートを決めたアイラ・ブラウン選手

第1Qで気迫のこもったダンクシュートを決めたアイラ・ブラウン選手

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 代々木第一体育館(渋谷区神南2)で1月6日に開かれた「第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)」準々決勝で、渋谷区を拠点とするサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)が川崎ブレイブサンダース(川崎)と対戦した。

5本の3Pを決めたアールティー・グイン選手

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 男子はプロバスケットボール「Bリーグ」や大学、社会人チームなどの32チームがトーナメント形式戦い優勝を決める同大会。SR渋谷は前日の3回戦でエヴェッサ大阪に勝利し、準々決勝に駒を進めた。

 ティップオフ直後、広瀬健太選手のスチール(相手の攻撃中にボールを奪う)からアキ・チェンバース選手の3ポイント(P)シュートで先制し、残り3分にはアイラ・ブラウン選手が気迫のこもったダンクも見せるも19対22と3点のビハインド。第2クオーター(Q)は序盤で川崎・栗原貴宏選手や藤井祐眞選手の連続ポイントで9点差に広げられる。SR渋谷はディフェンスから攻撃のチャンスを作るも、辻直人選手の3P3本などで28対46と点差を広げられ前半を折り返す。

 巻き返したい後半。開始28秒で決めた広瀬選手の3Pを皮切りに、アールティー・グイン選手の3P3本などで一時9点差まで詰め寄り、チェンバース選手もリバウンドやブロックショット(シュートブロック)、3Pシュートなど好守でチームに貢献。11点差で迎えた最終Q、ブラウン選手のスチールから速攻を決めるなど逆転に向け攻め込むも、シュートを決めきれず65対91で準々決勝敗退となった。

 SR渋谷・BTテーブスヘッドコーチは「ゲームの入りは良く、前半のディフェンスはできている部分が多かった」と振り返りつつ、ゲームのポイントとして「ターンオーバーに近い質のプレーが多い」ことや「良いシュートを打っても入らなかった点」などを挙げた。第3Qでのチェンバース選手のプレーについては「アキはディフェンダーとして計算できる選手の1人。今日は辻選手に対して守り方や間合いの取り方など、貢献は大きかった」と氷菓。

 グイン選手は「試合を通してディフェンスは最後までハードにやったが、守り切れない部分が大きかった。チームとしてまとまって諦めることなく最後まで戦うことができた。チームとして戦った中で(3Pを決められたのは)良かった」と振り返る。初のオールジャパンを「楽しむことができたが、ここで敗退することは残念。できれば来年、今回よりも良い成績を収めたい」とも。会場では、選手たちに声援を送るファンの姿も見られた。「声援はコートの中まで聞こえた。これからもシーズンを通してサポートしてほしい」と呼び掛けた。

 今月18日からリーグ戦の試合が再開する。BTテーブスHCは「チームとして良くなっている点はあるが、ポイントガードとチームの中で大黒柱と呼べるセンターがいないのがしんどい部分。(リーグ)後半に向けて修正していけたら」と意欲を見せた。

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