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バスケ「サンロッカーズ渋谷」、オールジャパン3回戦に登場 大阪との接戦制す

果敢に攻め込むベンドラメ礼生選手(左から2番目)

果敢に攻め込むベンドラメ礼生選手(左から2番目)

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 代々木第2体育館(渋谷区神南2)で1月15日に開かれた「第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)」男子3回戦に、渋谷を拠点にするサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)が登場した。

ダンクシュートを決めたアイラ・ブラウン選手

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 男子はプロバスケットボール「Bリーグ」や大学、社会人チームなどの32チームがトーナメント形式戦い優勝を決める同大会。

 Bリーグ8位推薦のSR渋谷は、ベンドラメ礼生選手、アキ・チェンバース選手、キャプテン広瀬健太選手、アイラ・ブラウン選手、アールティ・グイン選手のスターティングメンバーで、同じくBリーグ9位推薦のエヴェッサ大阪との戦いに挑んだ。

 BTテーブスヘッドコーチ(HC)が「ディフェンスがひどく用意してきたプランが遂行できなかった」と振り返った立ち上がり、大阪に連続得点を許し、中盤で9点差を付けられるとSR渋谷は思わずタイムアウト。その後、グイン選手の3ポイント(P)シュートや藤高宗一郎選手のオフェンスリバウンドから、3人にマークされながら決めた満原優樹選手の3Pなどで追い上げ、22対25と僅差で第1クオーター(Q)を終えると、第2Q序盤、清水太志郎選手の3Pでゲームを振り出しに戻す。同Q4分半ほど大阪に得点を許さない堅い守りを見せたSR渋谷は、ブラウン選手がダンクを含む9得点を挙げるなど、リバウンドを起点に得点を重ね最大13得点差を付ける一幕も見られた。

 42対36で迎えた後半。大阪のエグゼビア・ギブソン選手がインサイドやフリースローなどで点差を縮めるも、SR渋谷はグイン選手のリバウンドからの速攻や、インサイドに切り込んだベンドラメ選手が作ったスペースからグイン選手が3Pを決めるなどリードを保つ。残り53秒で同点に追い付かれるも、残り1秒で大塚選手が3Pを決め3点リードで第3Qを終える。最終Q開始早々大阪に同点に追いつかれると、広瀬選手、ベンドラメ選手が3Pを決めるSR渋谷が再びリードを奪うなど点の取り合いとなった。拮抗(きっこう)した展開は試合終盤まで続くが、ファウルがかさんだ大阪から与えられたフリースローを確実に決めたSR渋谷が78対75で接戦をものにした。

 BTテーブスHCは「受け入れがたい内容ではあったが勝てたことは良かった。自分たちの持てる力を発揮できなかったが、終盤のディフェンスが絶えられたのは良かったところの1つ」と言い、「明日からよりいいチームと戦う中で今日と同じようなプレーをしていたら勝てない」と気持ちを引き締めた。

 BTテーブスHCが「全体を通してすごくよくやってくれた」と評価したベンドラメ選手は、「大阪の外国人が1人の時に点差を離せていたらもう少し楽な試合だったのでは。負けてもおかしくなかった試合」と振り返った。広瀬選手は「ディフェンスを辛抱強くできた」と言い、「トーナメントなので一戦必勝。どんなかたちであれ、勝利で次のステップに進まなくてはいけない」と話した。

 SR渋谷は今月6日、代々木第一体育館で同じBリーグ1位の川崎ブレイブサンダースと準々決勝を戦う。

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