渋谷「アドアーズ」にVRゲーム施設 野球対戦や協力プレーなど、70分遊び放題

ピッチャーとバッターに分かれて野球対戦ができる「対戦!ハチャメチャスタジアムVR」

ピッチャーとバッターに分かれて野球対戦ができる「対戦!ハチャメチャスタジアムVR」

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 渋谷・井の頭通り沿いの「アドアーズ渋谷店」(渋谷区宇田川町)4階に12月16日、VR(バーチャルリアリティー)エンターテインメント施設「VR PARK TOKYO」(TEL 03-3461-1311)がオープンした。

ゲームの世界に入り込んだかのような映像が見られるアクションゲーム

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 「仮想現実」と訳されるVRは、コンピューターなどで作る架空の空間や映像を実在する空間のように体験させる技術。今年は「VR元年」とも呼ばれ、一般消費者向けのサービスや機器が多く発表されている。アドアーズは8月にグリー(港区)と業務提携し、VRソフトの共同開発などを行っている。

 アドアーズ初となる同施設は、旗艦店である同店に設置。気軽に足を運べ、リピートのしやすさを見込んで都心の渋谷に設置した。メダルゲームフロアを改装した同施設の面積は約323平方メートル。20~30代のカップルをコアターゲットに、30代以上のファミリーなど若年層の取り込みを図る。

 オープン時に提供するゲームは6種類。両社が共同開発した野球ゲーム「対戦!ハチャメチャスタジアムVR」は、野球盤をVR技術で再現した対戦型ゲーム。メインプレーヤーがバッター役としてヘッドマウントディスプレーを装着し、氷や傘などさまざまなバットでヒットを狙う。サブプレーヤーはピッチャーとしてタッチパネルでストレートやカーブなどを配球する。13歳未満もサブプレーヤーとして遊ぶことができる。「SALOMON's CARPET VR」は2人同時プレーが可能なライドアトラクションゲームで、動くじゅうたんに乗りながらモンスターと戦う。

 「CIRCLE of SAVIORS BEGINNERS」は、RPGの主人公となって剣や盾で敵を倒すアクションゲーム。グリーンバックの空間に立つとゲームの世界と合成された映像がスクリーン上で見られるようになる。「OBAKERIA VR Creeping Terror」は、行方不明事件を調べる捜査官の追体験をするシアター型ホラーアトラクションで、ギミックチェアが傾いたり振動したりして恐怖を倍増させる。1月中旬にはバンジージャンプ体験ができる「Bungee Jump VR(仮)」も導入予定。

 フリードリンク付きの利用料は、1人=3,300円、2人以上=2,900円ほか。70分入れ替え制。予約優先。13歳未満は保護者同伴で入場できる。ハイヒールやスカートで来店した女性には、アトラクションによっては巻きスカートやゴムサンダルなどを貸し出す。

 アドアーズ経営企画部IR・広報グループ係長の秋山実優二さんは「来て体験してみないと分からない、動き回れるスペースのあるVRコンテンツを体験していただければ」と来店を呼び掛ける。今後は国内外へのVRソフトの販売やスマートフォンとの連動なども考えていることから、「VR市場を育てる一翼を担えれば」とも。

 営業時間は10時~23時45分。今後は5店舗ほどの展開を視野に入れており、得意とする首都圏・駅近立地を生かして、フロア転換できる店舗は積極的に検討していくという。

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