原宿のヘビカフェ「東京スネークセンター」が新サービス 診療や宿泊など

常勤する獣医師が注射や健康相談などに応じる

常勤する獣医師が注射や健康相談などに応じる

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 原宿のヘビカフェ「東京スネークセンター」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6427-9912)が昨年11月、ペットのヘビを対象にした診療所やホテルなどのを始めた。

店内ではヘビと触れ合うこともできる

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 ヘビに触れられるのが特徴の同店は、同年8月に常設店としてオープンした。延べ来店客数は3000人を超え、男女比は2対8程度で20代の女性が中心。リピーターは30%ほどで、外国人客は10%ほど。来店客の5~10%程度がヘビを飼育している人で、7割以上がヘビとの触れ合いを体験しているという。

 同店でのヘビ購入客の90%がヘビを飼育するのが初めてで、質問や要望などが寄せられるようになったことなどを受け、動物カフェから事業を拡大しペットのヘビを対象にした新しいサービスを始めた。

 新サービスは診療所、ホテル、代理飼育、引き取り。同店には獣医師の渡辺晋さんが常勤し、簡易治療、注射、入院、健康相談など、外傷や口内炎などで麻酔下での処置が必要でない程度の症状に対応。初診料は2,160円。診療科は1,080円~。診療は、店内=水曜・木曜11時~19時、往診=同11時30分~13時30分。予約制。

 ホテルは、旅行や帰省などで家を空ける際などに、一時的に店舗でヘビを預かるもの。期間中は餌をあげるほか、渡辺さんが健康のチェックも行う。1日の対応数は10匹程度で、予約なしでも利用可能。1日の利用料は2,160円、同店で購入した個体の場合は1,080円。初期費用は2,160円。チェックインは11時以降、チェックアウトは20時まで。

 代理飼育は1カ月単位で、預かり期間中は、来店客との触れ合いの対象にはしないが店内のゲージにも展示する。1カ月の利用料金は3,240円。初期費用は2,160円。引き取りは、結婚や引っ越しなどで家庭環境が変わることなどからヘビを飼育できなくなった場合、無料で引き取るもの。

 サービス開始後は、ヘビの拒食などの健康相談や飼育相談は多いという。同店を経営するヒュー・デザイン・レーベル(文京区)の金子ヒサミツ社長は「当店はヘビに関する総合サービスを目指している」と言い、「ヘビに関する情報や知識を深められて、見て触れて癒やされる時間、実際に飼育する体験、ヘビ好き同士が交流して輪を広げていけるような場所を提供したい」と話す。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。1ドリンク付きの入場料は1,000円。

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