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外苑前に外国人向け土産店「ホテル ジャパン」-クリエーティブディレクターが出店

仏JRさんらアーティストの作品が目を引く店舗外観

仏JRさんらアーティストの作品が目を引く店舗外観

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 外苑前・ワタリウム美術館向かいの外国人向け土産店「HOTEL JAPAN」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6873-1716)がオープンして2カ月が過ぎた。

白を基調に木目の什器を配置する店内

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 クリエーティブディレクター原野守弘さんがオープンした同店。海外出張も多い原野さんは、出張先で出合う「日本風」の店や、「湾曲して伝えられている日本文化」に違和感を抱き、「本物の日本を『輸出』」するホテルを開きたいと考えるようになった。しかし、いきなりホテルをオープンするのは難しいと判断し、ホテル内のギフトショップという設定で同店を出店した。

 店舗面積は約11平方メートル。店舗は、白を基調にした空間に木目の什器を配置したシンプルなデザインでまとめた。什器はロゴと同じデザインで、ロゴは、弁当を例に一つの物にたくさんの物を小さく詰め込むことを「日本文化の特徴」と捉え、仕切りから着想を得た形になっている。

 原野さんと、ECサイト「密買東京」のセレクトアイテムを扱う。他で売っていないような物や作家物、「世界の舞台に出ても評価される物」などがセレクトのポイントで、アートや工芸、デザインプロダクトなど「持ち帰って土産になる物」がそろう。現在扱う商品は、ジュエリー作家・嶺脇美貴子さんの作品で、ガンダムのプラモデルで作ったネックレス(5万4,000円)、作家・カズキンさんの作品で、本物の銃をモチーフにした輪ゴム銃(2万7,000円)、豆盆栽(2,500円)、猿の香立て(9,720円)など。少量生産の物が多いため、売り切れ次第入れ替える。支払いはクレジットカードのみ対応。

 オープン後は、外国人旅行客と日本人ともに来店するが、日本人は20~30代が中心。原野さんは「たくさん売りたいと思ったらやりようはあるが、今のままを維持することが大事。ゆっくり広げていければ」と話す。密買東京の商品はサイトで商品詳細を見ることができるため、「一つ一つ奥深い物ばかり。商品の物語を知ってから見に来てもらえたら面白いと思う」とも。

 営業時間は12時~19時。日曜・月曜定休。

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