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原宿にテークアウト専門「オニグラ」スープ店-食品メーカーが自社商品PR

同商品を製造するコスモス食品あわたま事業部の(前から)圓井大輔さんと植竹理江さん

同商品を製造するコスモス食品あわたま事業部の(前から)圓井大輔さんと植竹理江さん

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 原宿・キャットストリート沿いに2月、テークアウト専門オニオングラタンスープ店「AWATAMA STAND」(渋谷区神宮前5)がオープンした。

「替えパン」付きで提供するオニオングラタンスープ

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 1968(昭和43)年に創業し、フリーズドライ製法のインスタント食品製造を手掛けるコスモス食品(本社=兵庫県三田市)が出店した同店。同社が2007年に販売を開始したスープ商品「あわたまオニオンスープ」のPR拠点に位置付ける。

 10年ほどかけて開発したという同商品は、甘味の強い淡路島産タマネギを4時間かけて炒めたローストオニオンをスープにし、赤穂の塩や有機栽培の黒糖、ブラックペッパーなど天然調味料で味付けたものをフリーズドライにしたもの。化学調味料や合成調味料・保存料は使っていないのも特徴。

 同商品は通常「三浦屋」「明治屋」などのスーパーで販売しているが、店頭に並べているだけでは売り上げは伸びなかったことなどから、「自分たちの手で魅力を伝えたい」(同社マーケティング本部あわたま事業部特命・植竹理江さん)と出店を決意。スーパーの中心顧客が年配者であることから、若年層へのリーチを図る。

 情報発信力や「新しいものに敏感な層が多い」と判断し、当初から原宿・表参道エリアに絞り出店場所を探した。1年ほどかけて見つけた、通常は貸し出されてはいない空きスペースにキッチンカーで出店にこぎ着けた。店舗は商品のパッケージでもある黄色を基調に、同商品のキャラクター「あわたまちゃん」のサインを掲出している。

 同店では、アレンジが利く商品であることを紹介する意味も込め、同商品を使ったオニオングラタンスープを提供。同商品をカップに入れ湯を注ぎ戻した上に、チーズをのせて焼いたスライスしたフランスパンをのせる「City」(350円)、チーズの量を3倍にする「トリプルC」(400円)など。いずれも、替え玉ならぬ「替えパン」としてスライスしたフランスパン1枚を付ける。店頭では「あわたまオニオンスープ」(4個600円)も販売する。

 オープンから1カ月。10代の学生や親子、近隣で働くビジネスマン・ウーマン、外国利人旅行客など幅広く来店。女性客の利用を見込んでいたというが、現在の男女比は半々程だという。
「日常的に使っていただけるよう、商品の可能性を知っていただきたい。
全国的なブランドになるよう、認知度を上げていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業)。

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