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南青山で岡本太郎の挿絵展-坂口安吾の連載小説で描いた54点初公開

「花妖」の挿絵54点を初公開。写真提供:岡本太郎記念館

「花妖」の挿絵54点を初公開。写真提供:岡本太郎記念館

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 南青山の岡本太郎記念館(港区南青山6、TEL 03-3406-0801)で現在、「花妖~岡本太郎の挿し絵~」展が開催されている。

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 1946(昭和21)年に復員し、同年11月ごろ上野毛にアトリエを構え創作活動を行った岡本太郎。翌1947(昭和22)年2月から朝日新聞で連載が始まった坂口安吾の小説「花妖」の挿絵を手掛けた。

 同展では、昨年岡本太郎記念現代芸術振興財団(同)が入手した挿絵54点を初公開するほか、挿絵が掲載された紙面、挿絵を描いた年代(1940年代後半~1950年代)の油彩も展示する。

 同館平野暁臣館長は「まとまったかたちで岡本太郎の挿絵の世界を見ることができる初めての機会。いつもの太郎とは少し違うが、これも岡本太郎。坂口作品にふさわしい、緊張感ある独創的な挿絵の数々をお楽しみいただければ」とコメントする。

 開館時間は10時~18時(入館は30分前まで)。火曜休館(祝日の場合は開館)。入館料は、一般=600円、小学生=300円ほか。11月24日まで。期間中はギャラリートークも行う。

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